Diary

♪七つの子


これまで旧第一園舎では夕方5時になると大河原町役場から阪神甲子園球場での高校野球の開始のような「ウ〜!」というけたたましいサイレンが響いて来ましたが、新園舎に引っ越してからはそのサイレンも聞こえなくなってしまいました。ところが、数週間前、5時になるとこの地区だけで響いてくる音楽があることに気付きました。それは丁度園庭に植木を移植している時でした。どこからともなく童謡“七つの子”が聞こえてきたのです。これまでも聞こえてきたことがあったのですが、最初は近所に行商のバスかトラックが来たことを知らせているのだろうとしか思っていなかったのです。ところが、どこを探しても行商のバスもトラックも見付けられません。と言うことは、きっと保育園の近くの地域だけのサイレン(サイン)なのでしょう。
思えば、仙台駅前にある某デパートが当時○光デパートという時代、夕方になると屋上から「荒城の月」「この道」が駅付近に響きました。正にALWAYS 三丁目の夕日のような時代、道路で遊んでいた僕等は幼心にも夕方になったから家に帰らなきゃと思ったことを懐かしく思い出します。それにしても、サイレンでなく「七つの子」や「荒城の月」や「この道」が響いてくることに郷愁を誘われるという事、昔の曲はメロディーが綺麗なことに改めて気付かされ、まだ、若いつもりでも歳を重ねた事を実感させられます。
2012年07月09日(月) No.745 (園長日記)

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