Diary

一期一会


「一期一会」この言葉を広辞苑で調べると、生涯にただ一度まみえること。一生に一度限りであること。とあります。そう考えると、これまでの人生で出会ってきた方々は勿論、第一光の子保育園で勤めていることで出会った子どもたち、保護者、先生たちとの出会いは場所・時間を含め奇跡的な出会いだったのだと感じます。もし、違う国(場所)、違う時代に生きていたとすれば出会うことなど皆無であり、その出会いに不思議さを感じずにはいられません。
 さて、何故こんなことを書いているかと言えば、先週土曜日の落成式の際、僕が師匠として敬愛している(憧れている)幼稚園園長であり、大学教授であるI先生がわざわざ広島からいらして下さったことに起因します。I先生との出会いはI先生がお書きになった一冊の本でした。それ以来、いつかI先生にお目にかかりたいと思い続け、実際にその願いが叶ったのが2008年。そしてI先生の講演は僕の期待を裏切ることはなく、講演後、個人的に様々な話をさせて頂くことで、活字上の憧れが一層の憧れと尊敬へと変化していったことを覚えています。そして嬉しいことにその翌年には広島の幼稚園を訪ねさせていただき、その後も事あるごとに連絡を取らせて頂くようになり、現在に至っています。I先生は関西で一番始めの男性保育者であり、僕がどう足掻いても足下にも及ばない実績と多くの方との繋がりがあります。そのI先生が「弟子の園の落成式、祝い事に出ないわけがありえへんやろ!招待状が届いた時、何の躊躇もなく『行く』と思った」と言って下さいました。この言葉でここ数ヶ月、特にこの数週間の忙しさや苦労はどこかに行ってしまいました。I先生との出会いは僕の成長に欠かすことができない事実であり、今後も絶対に変わらないことでしょう。I先生との出会いに感謝し、今後出会う方々をも大切に生きていきたいと思います。「I先生いらして下さり、ほんまにありがとう!今度はまた僕が広島に伺います。」
2012年07月02日(月) No.739 (園長日記)

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