Diary

職人の業!


先週の土曜日、そして今日と園庭に数種類の植木が移植され、少しずつではありますが、園庭の雰囲気が変わってきました。土曜日に登園した子ども達は作業の様子を見ていたこともあり、特別驚いた様子はなかったのですが、今朝木が植えてあることに気付いた子ども達は、園庭の変化に驚いたのか「園長先生!どうして木が生えてるの?」と聞いてきました。また、これから運ばれてくる木のために掘ってある穴に入り、シャベルを手に植木屋さんよろしく何やら始め、せっかく掘った穴を随分埋めてくれていました(*_*)。そんな姿もこどもらしさであり、何とも微笑ましく思いました。
 さて、土曜日も今日も植木を植えるための手伝い(邪魔)をさせて頂きました。そこで気付いたこと、それは、当然のことなのでしょうが、一口に植木を移植すると言ってもそう容易い事ではなく、植え替えてからいかに木がイキイキと格好よく育つかを考えて植えていること、また移植後、単純に土をかけ水をやるのではなく水を掛けるという作業だけでも「水掛け3年」というほど造園は奥が深いことを知ることができました。また、一緒に作業をさせて頂き“思えば幼い時、実家の庭にも職人さんたちが数人が来て、数日かけて庭の手入れしてくれていたなあ”とか“この木は確か○○って言うんだよなあ”と当時を思い出し、幼い頃の実体験がしっかりと記憶に残っていることを身を以って実感しました。現代では生活スタイルが変化し、植木屋さんの作業を間近で見ることなどなかなか出来なくなってしまいました。そんな意味からしても保育園の子ども達にはここ数日の作業をしっかりと目に焼きつけてもらいたいと思います。と同時に、新天地に植え替えられた木がしっかりと根を張り、大きく育ってくれることを願いたいと思います。さて、明日も別な木が運ばれて来ることが今から楽しみです。何故なら、園庭をデザインすることは保育をデザインすることそのものと言っても過言ではないのですから。
2012年06月25日(月) No.732 (園長日記)

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