Diary

台風一過


台風4号の影響で今日の午前中は暴風雨になるであろうと覚悟していたのですが、あっという間に三陸沖に抜け、子どもたちが登園する頃には風もほとんど収まり日中には日差しが差し込みました。新しくなった保育園で初めて経験した台風でしたが、さすがに風雨よる被害は全くなく、強いていえば園庭の砂が雨で随分流されてしまったといったところでしょうか。一方、小高い園庭から西側の道路を見渡すと、水路から溢れ出た水が田圃を越えて道路にまで溢れ、多くの車が迂回するか、かなりスピードを落とし走行しなければならないほどになっていました。昨夜のニュースでは沿岸地域は震災の影響で水が溢れる心配があることを伝えていましたが、まさか、こんな身近なところで道路が冠水しているとは驚きでした。もちろん大河原も地域によっては震災の影響で道路や歩道が凸凹している箇所がまだまだ残っているようですので今後の台風や強い雨が心配です。さて、今回の台風のニュース報道を見ていて気になることがありました。それは台風の進路やスピードや強さについてはしっかりと伝えてくれていたのですが、福島第一原子力発電所への台風の影響が全く伝わってこなかったことです。もしかすると余計な不安を与えることのないように配慮されていたのかも知れませんが、何も伝えられないことも反対に心配になるものです。台風が通過後にも原発について何も伝えられないということは結果的に何もなかったということなのでしょうが、何事もないようにと原発で必死に働いていてくださっている人がいるということに感謝しなければならないことを痛感させられました。何故なら、大河原町のホームページで発表されている園庭の空間放射線量の測定値(発表こそ週二日だけですが毎日計測しています)が台風前と何ら変わらなかったことからも確認することができましたので。
2012年06月20日(水) No.729 (園長日記)

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