Diary

寿司食いね♪


 保育園は様々な年齢の子ども達がいる為、年齢の枠を超えて遊ぶ事が出来ます。又、子ども達にとってそのような時間は必要で大切です。勿論同じ年齢の子ども同士遊ぶ事も大事ですが、異年齢同士の子ども達んの交流を通して学ぶ事や成長もあると思います。子ども達同士、遊びを通して「大きくなったらこうなりたい」とか友達には優しくしてあげたり、困っている時には教えてあげようとしたりする気持ちが自然に育ってくれる事を願い日々過ごしています。今朝、5歳児クラスのSちゃんが弟A君のいる1歳児クラスで一緒に遊んでいる時の事です。Sちゃんが段ボールの中から「良いもの見つけた!」と一枚の布を見つけました。この布は担任が遊びに使おうと思い、持って来たものだった様なのですが、今日は貸してもらう事にしました。Sちゃんは「この布頭に巻いたらいいんじゃない?先生やって〜!」と言い、実際に頭に巻いてみると気分は一気にウエートレス。「先生もやってみたら?!」と誘ってくれたのでねじり鉢巻きにしてみるとSちゃんが「いいね!!じゃあ先生はお寿司屋さんでSちゃんはお好み焼き屋さん」とお店屋さんごっこが始まりました。Sちゃんの戸外まで聞こえる威勢良い「いらっしゃいませ〜」の声に5歳児クラスのIちゃんとKちゃんが1歳児クラスに遊びに来てくれ1歳児のRちゃんも混ざり、お好み焼きとお寿司が一度に味わえる夢の様なレストランが実現しました。異年齢同士関わり、「はい お茶です。」「たまごときゅうり蒔いたの下さい。」と子ども達はとても楽しそうに遊んでいました。また、先生の真似をしながら小さなかわいい手でお寿司を握る真似をするRちゃんの姿はとても可愛らしかったです。人は心から楽しいと思っている時は本当に良い表情をするとも思いました。玩具を使って遊ぶ事も楽しいですが、一枚の布、一枚の紙、空き箱等から子ども達がイメージを広げ自分たちで考えた遊びは、沢山の魅力がある事に改めて気付かされました。

   
2012年06月14日(木) No.723 (保育日記)

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