Diary
あの宮城県沖地震から34
宮城県沖地震から今日で34年。先生達の殆どが生まれる前の出来事であり、もし生まれていたとしても幼くて記憶に残っていないことでしょう。しかし、この宮城県沖地震後、建築基準を満たさないブロック塀や宅地造成など規制法以前の造成宅地の危険性が大きな社会問題となり、建築基準法の改正などにつながり、建築物の耐震基準が強化され、宮城県では今日は「県民防災の日」とされ各地で防災訓練が行われます。そして、保育園でも今日、消防士にいらして頂き、新園舎になって始めての一斉避難訓練(地震発生後、火災発生を想定した)を行いました。建物が大きくなり、特に二階から避難するのはこれまで以上に大変かと思っていたのですが、そんな僕の予想とは違い、子ども達は先生の指示や誘導に従って避難し、全員の安全が確認されたのは避難指示から約6分でした。この時間が長いのか短いのか正直判断できるものではないと思いますが、東日本大震災から一年三ヶ月が経った今、あの時のことを振り返り、実際にあの時と同じ強い揺れ(時間も含め)が再度起きたら、当然6分では避難することは出来ないことを思います。しかし、新園舎は耐震構造等これまでの園とは比較にならないほどしっかりとできていますので、そういった意味からしても災害時について随分安心感が増したように思えます。それでも災害はいつ発生するかわからない事を肝に命じて子ども達と関わり、その命を守っていきたいと思います。
2012年06月12日(火)
No.721
(園長日記)
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