Diary
お殿様になった気分!
今日の午前中、以前から依頼していた旧園庭からの植木の移植や新たな植木の植付けについて話し合うために法人の理事であり園芸家のYさんが園にお見えになりました。その際、「ここで話しをするだけでなく実際に山に来て頂き、どんな木がいいか見てもらうと良いんだけれど…」ということになり、急遽町内にあるYさんの山に実際に出掛け様々な木を見せて頂きました。そこで驚いたのが、最初に案内された山。その山は大河原町内を一望できる見晴らしの良いウグイスが鳴くような所で、正に絶景ポイント。夜だったらまた違った景色を見ることが出来るのでしょう。そんなところから、町内の景色を見下ろすことで、束の間の殿様気分を味わう事ができました。園芸会社をなさっているのですから当然のことなのでしょうが、所有する山や土地には本当に沢山の木がイキイキと育っていて、「どの木が良いですか」と言われても目移りしてしまうほどでした。
さて、二つ目に驚いたこと、それは、昨日の園長日記に書いた欲しいものの一つである、碾き臼がYさんの所に沢山あり、その中の一つを頂くことが出来るようになったことです。まさかこんなに早く夢が叶うようになるとは思っても見なかったのでキツネにつままれた気分で園に戻ってきました。そして、園庭に植木が増えた時のことを想像するだけで今からワクワクしてきます。
ところで、今日、山の上から町を眺め思ったことは、今から何百年も前の殿様と呼ばれた人たちは、闘うことだけに配慮するだけでなく、毎日とは言わずにも、良い景色を見ることが出来るような所に城(天守閣)を作ったことでしょう。城(城郭)とは、敵に攻め込まれた際の防衛拠点として設けられた構造物であり、戦闘拠点であるとともに、食糧や武器や資金の集積場所です。主要な城(城郭)は指揮官の居所であり、政治や情報の拠点であり、純防衛用として山地に建築されることが多いのですが、街道や河川などの交通の要衝を抑え利用することも多いようです。そして、有名無名、大小様々な城郭が全国各地にあります。今日殿様気分を味わうことで、このところ「山ガール」に押され、あまり話題にならなくなりましたが、お城や歴史に興味を持つ女性、(歴女)の気持ちが理解できた気がします。
2012年06月07日(木)
No.718
(園長日記)
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