Diary

カメの観察


新しい環境になってから、もうすぐ一週間が経とうとしています。送迎の際、階段の上下にある秘密の電話に口や耳を近付け「もしもし○○君ですか〜?」「パパー!聞こえるよ!!」という親子のやり取りを見たり、広くなった園内をまるで運動会の遊びの一つの様に親子手をつないで走っていたりする姿を目にする度、何だかこちらまで嬉しくなる日々です。新しい環境に子ども達も保護者の方々も少しずつ慣れて頂ければ嬉しいです。また、園庭で遊んでいる子ども達を見て「楽しそう〜!!私も遊びたい」と目を細め笑っていたOさん、園内に入ってくると「うわ〜木の良いにおいがしますね。ここに住みたいくらいです!」と微笑むHさん。園が広くなったことで、大変な事も多いですが、保護者の方々のご協力を頂きながら子ども達が安心して日々を過ごすことが出来るように努め、保育にあたっていきたいと思います。
さて、生き物が好きな3才児クラスのYちゃんと4歳児クラスのR君の好きな場所はカメがいる職員室前。昨日の夕方もR君とYちゃんは「カメさ〜ん」「かめじ〜」と名前を呼びカメの甲羅をなでなで・・・。かわいがっているつもりが気付けば砂の付いた手で触っている為、水は真っ黒に。これではかわいそうとかめをお風呂に入れてあげる事になりました。しかし、綺麗な水に取り替えてあげたものの今度は子ども達がカメに触りすぎた為か甲羅から顔を出さなくなってしまいました。そんなカメの様子を見ていてR君が「かめさん、寝ちゃったんじゃない?」と言い暫く待ってみるとゆっくり顔を見せてくれました。そして嬉しくなりながら「うわあ、かめさんYちゃんのほう見てる!!」とR君が言うとすかさずYちゃんは「はずかしい!」と言い両手で顔を隠してしまいました。そんな子ども達のやり取りや表現を見ていて本当に素直でかわいいな〜と思いました。一部始終を見ていたR君のお母さんも「かわいい〜こういう事で仕事の疲れがとれます。」とおっしゃっていました。保護者の皆様がお迎えにいらした時に、子ども達の園での様子をお伝えし、日々の成長を喜び合っていきたいと思います。
そしてYちゃんが帰り際、こんな事を呟いていました。
「かめさん おかおに オレンジのついてる。お化粧してるのかな〜。」
2012年06月07日(木) No.717 (保育日記)

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