Diary

同音異語


日本語に限らず、どの国でも同音異語はありますが、身近なところでは「花」「鼻」「ハナ」、「箸」「橋」「端」、「炭」「済み」「隅」「墨」、「開ける」「明ける」「空ける」など枚挙に遑がないほど沢山あります。何故こんなことを書いているかと言えば、言葉とは、文字にしないと捉え方によって全く違うことになるということを何度も実感させられることが多いからなのかも知れません。しかも、人生経験や年齢や知識、育ってきた環境や価値観によっても解釈が違ってしまうことがあるので厄介なものです。「ボタン」という言葉を例にとってみても、洋服のボタン、何かのスイッチのボタン、そして、この季節に見事な花を咲かせる牡丹といった具合にです! あり得えないことですが、もし、国家間で何らかのボタンの掛け違いがきっかけで核爆弾のスイッチのボタンを押されてしまい核戦争が起きてしまった(>_<)などという映画の中の出来事のような事があっては大変です。しかし日常生活においてはボタンの掛け違いが起きたり堪忍袋のスイッチが押されてしまったりすることはあり得る事。そんなことが少しでもないように、しっかりと言葉を伝える(時には文字にして)ことが重要なのでしょう。文字が正確に伝わらなくては元も子もありませんが(ーー;)
2012年05月22日(火) No.702 (園長日記)

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