Diary

晴れ一時雷


今日は、天気予報が当たり晴れ一時雨・雷の天気となりました。15日も朝から雨でしたが、雨だと何となく気持ちが憂鬱になったり晴れの天気が待ち遠しくなったりするものです。しかし、その日子ども達は朝から元気に登園し、T君の「傘さして外行ってみたいな〜!」との声に6名の友達が集まり、雨降りの園庭に行ってみることとなりました。北園庭から園周辺を見渡し、Hちゃんは「誰もいないね。」と雨の日は普段より人通りが少ないことに気付いたり、S君は「葉っぱお水いっぱい飲んで大きくなるかな」と植物の生長を確認したりと、雨の日には雨の日にしかできない事や経験できない事があると改めて思いながら子ども達と時間を過ごしました。虫が大好きなT君は「カタツムリいないね」と雨だからといってカタツムリが必ずいるわけでもない事を自分の目で確かめることが出来たようです。日々の保育も、この時期にしか出来ない事やその年齢だからこそ出来る事を大切にしながら保育にあたっていきたいと思います。カタツムリがいないことを諦めたT君が続けて言った言葉は「昨日のとこ(場所)にだんご虫まだいるかな〜」という声に皆でだんご虫探しを始める事となりました。昨日と同じ場所にだんご虫はいなかったものの、別の場所の石を持ち上げ覗いてみると数え切れない程のだんご虫がいて子ども達は大喜び。T君の後を追いかけていたMちゃんとFちゃんは「すごーい!」と沢山のだんご虫に驚き、牛乳パックで作った虫かごを嬉しそうに覗いていました。そのときのT君の満足そうな表情を見ていて、こうやってあそびを通して、仲間同士お互いに認められたり認めたりする経験があってこそ子ども達は日々成長していく事を感じさせられました。
最近、12日に行われた研修の準備で毎日精神的にゆとり無くいっぱいいっぱいで過ごしていた私にとって、何て事の無い朝のほんの30分程の時間でしたが、じっくり子ども達に関わり、言葉を返すことが出来た時間がとても有意義でした。そして、人は誰でも一日の中で心から楽しいと思える時間が必要で大切なのだという事を感じさせられた時でもありました。
2012年05月17日(木) No.698 (保育日記)

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