Diary

萌え


GW後半はあいにくの天気で予定していた行楽に出掛けることが出来なくなった方も多かったのではないでしょうか!?僕は連休明けの今日、キ保連の理事会・評議員会に出席のため、久しぶりに東京へ出張だったのですが、東京へ向う新幹線の車窓から見える木々は春の息吹を漲らすかのように萌え出ていて、正に春真っ盛りといった感じ。一方、農家の方々もこの連休中の悪天候で田植えをすることが出来ず予定が狂ってしまったのか、あちこちで田植えをする様子が見られました。ところで、連休中、震災後の復興状況を確認すべく、出掛けた仙台市東部の津波被害のあった田んぼは、まだ除塩がされていないのか全く田植えをする気配もなく、酷いところは用水路が全く機能していない所も多くありました。そんな塩害のあった田圃ですが、連休中に降った雨が溜まり、そこで鴨が泳ぎ、餌をついばむ姿や塩害に負けずに名も知らぬ雑草が逞しく新たな命を芽吹かせていることに、言葉に形容しがたい喜びと力強さを感じることが出来ました。
 こんな風に時間の経過と共に自然は確実に復興に向けて色々な事が変化していますが、被災地から離れた東京では相変わらず人や車、物が溢れ、一年前の今頃の「絆」とか「自粛ムード」が時間と共に薄れてしまっているような感覚を今日、東京に出掛けて感じました。でも、人間ってそんな生き物なのでしょう。
2012年05月07日(月) No.688 (園長日記)

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