Diary
風化
107人が死亡、562人が負傷したJR宝塚線(福知山線)脱線事故から今日7年を迎えました。当時、幼稚園で働いていた僕はクラス担任以外に子ども達を送迎するバスも運転していたこともあり、子どもの多くの命を預かることの責任の重さをひしひしと感じると共に、日に日に犠牲者が増えることに愕然とし、僕以外にバスの運転業務をしていたAさん、Sさん、Kさんと「一層安全運転を心がけなければなりませんね」と話し合ったことを思い出します。しかし、時間が過ぎるにつれ当時の事故のことは次第に記憶の中心から片隅にと追いやってしまい、一年ごとに巡って来る事故当日のニュースで「そうだった」と気付かされます。
東日本大震災から一年以上が過ぎ、発災当時には大勢いたボランティアの方々の活動も殆ど聞くことがなくなりました。それどころか、最近では首都直下型地震のことに話題が移った感がしないでもありません。何事も「喉元過ぎれば熱さを忘れる」といった具合に記憶が風化してしまうのでしょうか…。同様に保育に限らず何年も同じ仕事(時間)を重ねると、就職したばかりの頃の緊張感や初々しさを失いがちです。もちろん初々しさは取り戻すことは無理ですが、少なくとも気持ちだけは若くありたいものです(>_<)。
2012年04月25日(水)
No.683
(園長日記)
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