Diary


入園進級してから3週間以上が過ぎ、土手に咲く満開の桜に負けないくらい、子ども達の笑顔も沢山見られています。一緒に遊んでいてそんな子ども達の笑顔を見る度、少しずつ園生活に慣れてきてくれていることを感じ、嬉しくなります。勿論、いつも笑っているかと言うと子どもも大人もそうではなく、毎日色々な事が起き、喧嘩をしたり寂しくなり涙が出たりすることもあります。そんな時は子ども達同士話し合い解決したり、保育者が仲に入り話を聞いたり言葉を補ったりする事で仲直りをし、お互い納得してまた遊んでいます。毎日色々なことが起きる園生活ですが子ども達が降園する時に「又明日も行きたい。」そう思ってくれていたら、私達にとってそんなに嬉しいことはないです。
 話は変わりますが、先週末、友達から「大河原の桜は咲いた?一目千本桜は本当に綺麗だよね。満開になったら観にいきたいなあ。」というメールが届きました。週末は寒かった為、まだ満開ではない事を伝えると、満開になったら教えてと言われました。このメールのやり取りをして気付いた事は、毎年、桜を目にしていると綺麗だな〜と思うことはあってもいつの間にかそれが当たり前になり、特別な事とは思わず日々を過ごしていた自分の気持ちです。しかし、今が満開の桜並木を自転車に乗りながら眺めたり電車の中から見たりするとやっぱり綺麗で見事だなあと思わされます。また、園庭や卒園記念品で頂いた木の家の二階から桜を見れる贅沢な環境も嬉しくなります。日々の日常生活も同じことが言えるのではないでしょうか。毎日が忙しく過ぎ、やらなければいけないことが沢山あるとどうしても目の前の事だけに目が行ってしまい、本当に大切な事やその時の気持ちが曖昧になってしまっている事がないかと思ってしまう事があります。しかし、私達が過ごす日常は色々なところに目を向けると、小さな事でも感謝したり感動したりする事が沢山あるものです。どんなに忙しくてもその一つひとつを見逃す事なく、その時の気持ちを大切に、子どもや職員と共に毎日過ごしていこうと思います。
2012年04月24日(火) No.682 (保育日記)

No. PASS