Diary
春
入園進級してから一週間以上が過ぎました。土手の桜のつぼみは膨らんできているものの咲くまでにはもう少し時間がかかりそうです。しかし、桜は震災があっても、先日の強風がふいても放射能の問題があっても綺麗に咲く事を思うと自然の不思議と力強さを感じずにはいられません。そして自然の力に人は逆らえない事を改めて感じます。どんな事が降りかかっても、今は苦しい状況であっても逃げない負けない、桜の様に私もなりたい。そんな事を思い過ごしている日々です。新入園児のお子さんや進級児 のお子さんでも、環境の変化から、朝なかなか保護者の方から離れられずに泣いてしまうお子さんも見られますが、その時の一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、泣きたいときはその気持ちをしっかり受け止め、一日も早く安心して過ごす事が出来る様、見守り過ごしていきたいと思います。先週の強風大嵐の日の夕方、遅番で5歳児クラスで過ごした時の事です。KちゃんRちゃんがニュースごっこをしていました。その日の天気が印象強かった為に天気予報士になりきっている子ども達は「明日の天気は風が強くなるでしょう」とか「飛ばされてしまうでしょう」とか自分達が経験した事を言葉にして遊びを楽しんでいる姿が見られました。そして一番驚いた事が、今まで友達の後をついて行き遊んでいたRちゃんが自分であそびを展開している姿がとても印象的で、成長を感じ嬉しく思いました。楽しそうな姿を見て後から、T君とT君S君が視聴者になりきり、バナナをリモコンに見立てて「これバナリモコン!!」と言いながらテレビを付けたり消したりして遊んでいました。リモコンでテレビを消すと天気予報士になりきっている子ども達は話さなくなる姿が何とも可愛らしかったです。そんな姿を見て、子ども達の笑顔は私達の元気の源だなあ。そんな事を思わされた出来事でした。
2012年04月10日(火)
No.669
(保育日記)
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