Diary

嬉しい届け物


一ヶ月ほど前のことだったでしょうか。キリスト教保育連盟に加盟する滋賀県の保育園の先生から僕のところにこんな電話がありました。「実は今年度をもって園を閉園することとなり、これまで保育園で使っていた玩具や未使用の玩具をどこかの園でお使い頂けないかと思い、連盟名簿を見ていましたところ先生のお名前が・・・・・!」といった嬉しい内容のお電話だったのです。こんな嬉しい光栄なお申し出はないと思い、「では、着払いで結構ですのでお送り頂き、東北部会で必要な園で使わせて頂きます。」と返事をし電話を切りました。その保育園から今日、四つの荷物が届いたのです。しかも着払いでなく(>_<)。直ぐに届いた箱を開けて見てビックリ(@_@)。何とその箱の中には子ども達が笑顔で遊んでいる写真や「どうぞつかってください」というメッセージカードと共に園の卒園記念としてこれまで大切に使われていたであろうドイツ製の木製玩具や未使用のレ○ブ○ッ○が入っていたのです。その写真やカードを目にした途端、この送られて来た玩具は我々が大切に使うことが、送って下さった園に対する礼儀であり、責任であるように感じてしまいました。そこで早速、お礼のお電話を差し上げ感謝の気持ちをお伝えしました。電話の先の先生は以前お電話で話した主任の先生だったらしく、「もう着きましたか?先生、わざわざお電話ありがとうございます!どうぞ使って下さい!」と京都弁のイントネーションで明るく応えて下さいました。今年度はフィンランドからサンタさんがやって来てくれましたが、今回の荷物についても全国に1,000を超えるキ保連の加盟園(施設)がある中で第一光の子保育園に素敵な荷物が届けられたことに不思議さと感謝を感じずにはいられませんでした。一方、この嬉しさとは反対に、これまで灯し続けて来た保育園の明かりが一つ消えてしまうという現実があるのも事実です。そう考えると何だかとても複雑にもなります(T_T)。ただ、国内はもとより、洋の東西を問わず、子どもの笑顔は素晴らしいそう実感する写真が同封されていたことがその感情を和らげてくれました。ありがとうベ○ル○ー○保育園の子ども達、そして先生方。感謝して大切に使わせて頂きます。
2012年03月28日(水) No.658 (園長日記)

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