Diary

かわいい現場監督


昨日の午睡後、雛人形を飾るためのひな壇を準備をしていると4歳児のIちゃんやT君が「園長先生なにしてるの?お人形飾るなら一緒にやりたい」と話し掛けてくれました。しかし、昨日はひな壇を組み立てるまでが僕の役割であり人形を飾るのは2歳児クラスのA先生を中心に4・5歳児の子ども達がすることになっていたので「今日は、飾らないから、明日お手伝いしてくれる?そして、今日は小さいクラスのお友達がここに触るといけないことを教えてあげたり、触らないか見ていて欲しいんだけど!?」と話すと仕事を与えられたことが嬉しいのと明日は飾れるということに喜びを感じてくれたのか目を輝かせニコニコしながら「うん!いいよ」と返事をしてくれました。そして飾り付けをする当日である今日、昨日の約束をしっかり覚えていてくれた子ども達が朝早くから「園長先生、お人形未だ飾らないの?」と聞いてくるではありませんか(>_<)。ところが、2歳児クラスは午前中のおやつもあるため、飾り付けを始める予定時間まではしばらくあります。ホールで絵本を読んで待ってもらっても、直ぐに「園長先生早くしようよ」と催促があるのです。「じゃあ、☆ぐみに行って、おやつを食べたあとのお片づけしてあげると、A先生が早く来てくれるんじゃない?」と話した途端、「そっか!」と言いながら既に足が☆組へと向っていました。子どもにとって期待感や楽しみがあることがいかに、表情や行動をイキイキさせるか改めて感じさせられました。
 さて、子ども達が雛人形の飾り付けを始めた頃、僕は全てをA先生達にお任せし、3歳児クラスが現在建設中の保育園を見に行きたいというので一緒にお散歩に出掛けました。丁度、4月から公立保育所に出向してくれているT先生とM先生の所に行くことを予定していたのですが、最終目的地が現場まで延びることとなりました。出掛ける前に現場に連絡していたこともあり、子ども達の声が聞こえたら現場監督のKさんが現場入り口まで出迎えてくれました。普段は逞しい男性がくる事があっても絶対にくる事はない建設現場にかわいらしい子どもたちが登場し、そこに笑顔と歓声が響きKさんもいつもと違う表情をしていました。残念ですが子ども達が建物の中に入ることはできませんが、建物ぎりぎりまで近づき作業をして下さっている方々に「ありがと〜!がんばってつくってね〜!」とお願いの雄叫びをしていました。きっと作業をして下さっている方々も小さな現場監督達の声にいつも以上にやる気が出たのではないでしょうか。やっぱり子どもの力って素晴らしい!!そう確信することができた楽しい時間でした。そうそう、僕の本来の目的であるM先生達の所に行くということは偶然にもM先生も散歩に出掛けていて、道路でその目的を果たせたのも不思議な気がしました。機会があれば邪魔にならない程度に子ども達とまた現場に足を運びたいと思います(^o^)!
2012年02月24日(金) No.629 (園長日記)

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