Diary

未知なる世界


某民放テレビ局で42年間も続いた、「♪人生楽ありゃ苦もあるさ!」のテーマソングで始まるお馴染みの長寿時代劇「水○黄○」。この番組の主人公であり、江戸時代に水戸藩主として実在した徳川光國が日本で最初にラーメンを食べたといわれていることを多くの方がご存知かと思いますが、そんな「ラーメン」が今日の給食のメニューでした。もちろん、江戸時代に徳川光國が食べたラーメンが現代のラーメンと同じということはあり得ないとは思いますが、藩主ともなれば庶民が食べていたものとは比較することのできないような贅沢な食事をしていたのでしょう。仙台藩主、伊達政宗も食にこだわりを持っていたようで、仙台味噌やずんだ餅、凍み豆腐を考案したのも伊逹正宗のようです。また、「白鳥の塩付け」は幕府に献上するほどの自慢の逸品だったことが文献に残っているということをかなり昔に聞いた事があります。しかし、いくら逸品と言われても「白鳥」を食べたいと思いませんし、フランス料理では食材とされる「鳩」も食べたいと思いません。これまで鴨やキジ、七面鳥や鹿は食べた事はありますが、国によっては日本では食べることのない物を食べたり、反対に日本では食べるものを外国では食べなかったりするわけで、そう考えると実は美味しいものでも食べる習慣がないため食べたことのない物が世界には沢山あるのでしょう。オーストラリアの原住民であるアボリジニは大きな幼虫やハニ−アントというアリ、東南アジアのある国では日本では殆ど見ることができなくなったタガメという昆虫を、また、ひよこになりかけの卵を茹でて食べることに驚きます。でも(>_<)実は本当に美味しいのかも知れませんが。
2012年02月23日(木) No.628 (園長日記)

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