Diary

驚きと戸惑い


今朝は雪が降り積もり、園庭一面真っ白になりました。子ども達は朝から大はしゃぎで雪遊びをしていました。その半面、「外寒いから行きたくなーい」と主張する子ども達もいますが、一人ひとりの子ども達の気持ちに寄り添いながら、無理なく好きな遊びをして過ごす事が出来るように、見守っている所です。そして私は、保育参観で保護者の方が沢山お見えになる為、駐車場としてお借りしている河川敷の鍵を開けに行こうとしていた時です。4歳児のRちゃんと5歳児のY君が「先生何処行くの?」と声を掛けてくれ、河川敷の鍵を開ける事を伝えると「一緒に行きたい」との返事が返って来ました。保護者の方が見えるまで雪かきをしながら、河川敷入口のなだらかな坂でソリ滑り出来たら楽しいねという話をして出掛けました。実際、ソリ滑りをするには丁度良い坂でRちゃんとY君は滑っては坂を駆け上りを繰り返し、朝から土手に元気な声が響いていました。そんな声を聞きつけてかふと見るとそこには近所のおばあちゃんが笑顔で立っていました。そしておばあちゃんは子ども達にこう話し始めました。「あんだいのおかあちゃんいいごど考えてくれだごだー。楽しそうだなや〜。今日の雪はサラサラでいいなや〜。おかぁちゃん、ゆきかきありがとね。」とです。その言葉をじっと聞いていたY君がすかさず「お母ちゃんじゃない!!!せんせい!!」とおばあちゃんに必死に言っていたのですが、おばあちゃんはニコニコ微笑み子ども達を優しい眼差しで見つめている姿が可笑しくなってしまいました。それにしても昨日のハープ奏者Iさんに続き、私は子どもがいる様に見えるのだなーと思い何とも複雑な気持ちになってしまいました。実際、子どもがいてもおかしくない年齢ですが、私はY君達の様に、おばあちゃんに「おかあさんではないんです」とは言えず、ただただ苦笑いをするしかありませんでした。本当の事を言ってくれた子ども達ありがとう。
2012年02月17日(金) No.623 (保育日記)

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