Diary

頑張れ!柴農野球部!!


今日は柴田農林高校の硬式野球部員が子ども達との交流で保育園を訪れ「あかずきんちゃん」の劇を見せてくれました。子ども達はただならぬホールの雰囲気に最初は恐怖と不安で緊張し、こわばった表情を見せ、中にはコアラのように先生にしがみつき学生達の方を向こうとさえしない子もいました。しかし、普段バットやグラブやボールを握っているであろう部員が役に扮して着替えた劇が始まるとお互いに緊張もほぐれ笑顔や笑い声、そしてオオカミの迫真の演技には「こわ〜い!」と言ってモゾモゾと先生達の所に擦り寄る姿が見られ、劇に惹きつけられてていました。劇が終わった後は軟らかいボールやバットでキャッチボールやトスバッティングのような交流もしてもらい、その頃には殆どの子どもが打ち解け部員の表情も野球をしている時のそれとは全然違っていたと思います。何人かの部員は0歳児を抱っこしてくれて、A君は部員の腕の中で眠ってしまうという微笑ましい様子も見られました。ところがT君Mちゃん兄妹はその反応が対照的でMちゃんは先生から離れられず終いには0歳児クラスに避難し、反対に兄のT君はといえば「お兄さんからこれ借りた」と言って帽子やサングラスを身に着け、狩人の銃を持ちご満悦。昨日は「僕、おまわりさんになる!」と言っていたのに今日は「お兄さんかっこいい〜!!」と大絶賛ですっかりその気になっていました。いつもは土曜日に登園しないT君にとって、今日は衝撃的に楽しい一日になったのか、僕が「今度お兄さんたちの野球、応援しに行きたいね」と何人かと話していたのを聞き逃さなかったらしく早速「園長先生、いつお兄さん達のこと応援しに行く?」と聞いてきました。ところが、さんざん「かっこいい」とか「お兄さん達優しかった」etcと言っていたT君ですが、H先生いわく、「T君はサッカーが好きって言ってたんですよ」と笑っていました。
 昨年に引き続きこのような機会を与えて下さった監督さん顧問の先生方に感謝致します。そして、現在1・2年生15名(マネージャー2名を含む)の柴農野球部の活躍を願い、可能ならば子ども達と「頑張れ柴農野球部」という横断幕でも作り、交流会のお礼に試合を応援しに行ってみたいものです。先ずは日々子ども達と一緒に活躍を祈りたいと思います。
2012年02月04日(土) No.611 (園長日記)

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