Diary

気付かされた事


毎月、町内の保育所(園)、小学校、児童センターなどの各施設で発行するお便りが保育園に届くのですが、そのお便りに卒園児の元気な姿や活躍する内容が書かれていると当時の保育園での姿が思い出され自然と笑みがこぼれ嬉しくなります。今月は数年前に卒園した知りたがり屋だったY君の活躍ぶりがある施設のお便りに書かれてあり、成長したY君に会いたくなりました。また、大河原小学校の校長先生が今月の「大小だより」に書かれた文章を読ませて頂き、なるほどと思わされ身につまされる思いがしました。そこには、次のような内容のことが書かれていました。教職員は民間企業の会社員と比べて、人間関係が対児童に限られた閉鎖的な社会で生きているため、独善に陥りやすい環境に置かれている。「先生、先生」と呼ばれて歳月を送り、教職経験を重ねていくと「教育界はこんなものだ」という甘さや惰性に流されていく危険性が大きいように思います。と・・・。 これは、保育園という組織においても共通することであり、養成機関を卒業し現場に出ると直ぐに「先生」と呼ばれるのですから。校長先生のお書きになった文章を心に留め今後の園生活に生かしていかなければと思わされました。
 さて、今日は節分。保育園では全園児がホールに集まり礼拝を守った後、先生達が節分の意味を伝えるため劇を見せてくれました。劇の中で本当に落花生を食べたり、恵方巻を食べたりしたので、子ども達からは「ずる〜い!」とか「たべた〜い」との声が上がりました。ということは、きっと節分の意味より食することが頭に残ったということでしょう(*_*)。
ところで、今週水道管が凍結して水が出なかった2歳児クラス。数日前に「神さまにお祈りしたらお水出るかもよ」と話したのですが、R君達は僕の話をきちんと聞き、神さまにお祈りしたのに何日待っても一向に水が出ないことを不思議に思ったのでしょう。2歳児クラスの前の雪かきをしている際、R君が「ねえ、えんちょうせんせい、どうしてかみさまにおいのりしたのに、おみずでないの?」と尋ねてきました。その核心を突いた質問に明確な返事ができず「きっと、神さまも忙しいんだと思うよ」という程度の返事しかできませんでした。ところがR君はそんな返事に対しても「ふ〜ん!そっか!」と言い残し、友達の後を追い滑り台に走っていきました。R君は本当に水が出ない事を心配して早く水が出てくれることを真剣に願っていてくれたのです。来週こそは少し寒さが緩み、R君の願いが本当に叶うように神さまに祈らなくては。
2012年02月03日(金) No.610 (園長日記)

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