Diary

子どもは笑顔の創造者


今朝、いつものように掃除と線量の計測を終え、職員礼拝のため職員室へ戻る際、4歳児クラスのS君が「園長先生ちょっとこれ見て〜!」と声をかけてくれました。いったい何があったかと思い保育室を覗いてみたところ、そこには絶妙なバランスを保っているカプラ(フランス生まれの木製玩具)の塔が建っているのです。「すごいねえ〜!“ピサの斜塔みたい!」と話すとS君は保育室で作業を続ける仲間の建築家に向かって「ピザの砂糖だって!」と大きな声で嬉しそうにと叫んでいました。「ピサの斜塔」と「ピザの砂糖」似て非なるもの!?あの喜び様、もしかするとS君は甘いPizzaが好きなのかも知れません(^^;)そして、こんなS君たちと伝言ゲームをしたくなりました。
 さて、今日は3歳児クラスが不動保育所の子どもたちとの交流におために町のバスに乗って不動保育所に出掛けました。花の日礼拝や収穫感謝礼拝ではサッカーチームのバスをお借りし、僕が運転していたためだからでしょう。子どもたちが朝から「園長先生早くバスに乗せて!」とか「どこにバスあるの?」と聞いて来ました。彼らの中にはバスイコール園長というイメージがしっかりとインプットされているようです(^^;)
 2歳児クラスの子どもたちは昨日作ったケーキをSさんに届けるため出掛けました。誘導ロープという保育所ならではのツールに掴まり歩く子どもたちですが、本当に体力が付き歩くのが上手になったことに改めて気づかされました。準備が整った子どもたちが園庭から「えんちょうせんせ〜!おねがいしま〜す」と声をかけてくれたので約束通り一緒にSさん宅に向かいました。その途中、鏡面の様になった氷に足を滑らせ転んだり、固まった雪を蹴ったり、大人ならなんてことない距離の道程がもの凄く時間がかかりました。残念なことに、肝心なSさんはあいにくスイミングにお出かけでお留守でしたが、対応に出てくださった娘さんがSさんの代わりに子どもたちと握手をして下さったので子どもたちは大喜びでした。目的を果たし満足して園に戻る途中、園の近所のカラオケ屋さんの前を通りがかった時、誰かかが看板を見て「いいなあ、アイス食べてる」と言い出すと「本当だ!」と同調して「たべたいねえ」との声。しかし、どう見てもその看板の絵はマイクを握り歌っている人たち。そのマイクが子どもたちにはアイスに見えたようです。もしあの絵がアイスだとすれば色合いから考えて間違いなくMEDE IN USAとなるでしょう。それにしても子どもの感性はいかに豊かであり、その子どもたちを見ると誰もが笑顔になるのは本当に不思議です。何しろ子どもたちの会話が聞こえるはずもない車を運転する方々がニコニコ笑って通り過ぎるのですから・・・。
 最後に、午睡の時間、5歳児担任のM先生がほんの僅かな時間ホール離れなければならない事があったので代わりに子どもたちを寝かせる手伝いをしようとホールに行き、先生たちの様にトントンとしてあげているとAちゃんが「園長先生、そのメガネどこで買ったの?」と聞くので冗談で「魚屋さん」とか「八百屋さん」と応えていると「違う!眼鏡市場でしょ!」というのです。残念なことに眼鏡市場で買ったのではありませんが、そこで思いました。野菜や果物ではないメガネもついに市場で売るようになったのだと(-_-)。考えてみればヨ○バ○カメラといいつつカメラより別なものを多く売っている店があるぐらいですから市場でメガネは当たり前で、驚く時代ではないのですね。(>_<)な〜んて。
2012年02月01日(水) No.608 (園長日記)

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