Diary

ケーキのいい話し


新聞やテレビのニュースを見ると米国経済の低迷、欧州の債務危機などが関係し今年の景気や経済の先行きは不透明な状況のようです。そして今、国民の多くの気になる問題は『増税』でしょうか。少々消費税を上げても国の借金が減ることはない事は明らかで、これからの日本、自分の老後が思いやられます。
 さて、そんな先行きが不透明な国の動向やデフレなどどこ吹く風といった保育園の2歳児クラスでは、先日ペットボトルカバーを作って下さった94歳のSさんにお礼をするためにケーキ(蒸しパン)作りに取り組みました。いつもなら寒さを気にせず外あそびに興ずる子どもたちが、今日は保育室でのクッキングに夢中で取り組み、保育室中にチョコレートの甘〜い、いい匂いが立ちこめ、そこだけはケーキのいい一日となりました(^^;)。その出来上がったケーキを数日前に誕生日を迎えたK君が職員室に持ってきてくれて、照れくさそうにケーキを持った手を無言で伸ばし手渡してくれました。しかし、その表情からは「僕たちが作ったケーキだから食べてね」というK君の心の声が聞こえてきました。照れ屋のK君が誕生日を迎え大きくなった自信と喜びをもって一人で職員室まで来てくれたと思いきや、勿論N先生が一緒に来てくれていましたが、K君は誕生日を迎え間違いなく成長してくれていたと思います。そんな姿を数日遅れの誕生会で感じて頂きたいと思います。K君、2歳児クラスのみんさん「ご馳走様で。そして有難う!美味しかったです」
2012年01月31日(火) No.607 (園長日記)

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