Diary

記念日


昨日の昼、来客がありお客様用のコーヒーを準備する為に、0才児クラスを通り調乳室へ行く途中の出来事です。子ども達は給食を食べていたのですが、今までは皆が給食を食べる姿を床に座りニコニコしながら見ていたM君が、椅子に座り小さなかわいい口で「もぐもぐもぐもぐ・・・」と嬉しそうに離乳食を食べている姿が目に飛び込んできました。「M君離乳食始まったんですね」と先生方に声を掛けると、担任のY先生が「そうなの!!今日からなんだよね。M君もぐもぐ上手だね」とM君に語りかけながら、私にも教えてくれました。そしてY先生も食べる真似をしながら口を動かしM君にスプーンで離乳食を差し出していました。M君はまだ言葉では気持ちを語らないもののその姿と表情からは「離乳食おいしいよ。うれしいな。」と言っているかの様に見えました。そんなM君の姿を見ていると、かわいらしさと小さな身体で懸命に生きているたくましささえ感じられました。M君の初めて園で離乳食を頂いた記念すべき日に私も傍にいる事が出来た事を嬉しく思います。子ども達がこれからも、色々な食材に出会い、ご家庭や園でおいしいご飯を頂き、成長していって欲しいと願います。
給食と言えば、4才児のI君が最近会う度に「先生、Iね今日も給食全部食べたよ。」と教えてくれます。私たちは、決して給食を全部食べる事が出来たから良いとか、食べられなかったからいけないという見方はしていませんが、I君はこれまで野菜をはじめとし苦手な食べ物があり、給食も残してしまう事が多かったのです。そのI君が年末年始休みをご家庭で過ごし、久しぶりに登園してきた時に「この休み中に色々なものが食べられるようになったんです!」と担任のY先生にお母様が教えてくれたとの事でした。それ以来、園でも完食する事が出来る日が増えているのです。I君の成長の陰には、ご家族や栄養士、職員が無理に食べさせる事なく、ゆっくり見守り励ましてくれた日々があるのだと思います。I君の嬉しい話を聞くと、厨房で実際に毎日給食を作って下さっている方々は勿論の事、職員にとっても嬉しくなります。これからもI君の色々な食べ物を食べてみようとする意欲を大切にし、食べる事の喜びを味わっていく事が出来るように励ましていきたいと思います。
2012年01月26日(木) No.603 (保育日記)

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