Diary

感謝!


今年度も残すところ数ヶ月となり、子ども達一人ひとりの成長が顕著に感じられる(見られる)時期を迎えます。入園した頃は登園しても大声で泣き叫び、仕事に向うお母さんの後を追っていた5歳児のS君が先週カバンを忘れて登園してしまったのです。そんなS君に「Sちゃん、シールは明日2つ貼ればいいし、給食に使う箸はM先生に貸してもらうようにお話しすればいいよ」と話したところ「うん!わかった」と返事が返ってきました。おそらく入園したばかりだったならこんな風にすんなり納得する事はなく、お母さんが家までカバンを取りに戻るかしばらくの間ぐずって泣いていたことでしょう。また、S君だけでなく男性が苦手だった0歳児のNちゃんが最近僕の顔を見ても目をそらしたり泣き出しそうになったりすることはなくなり、それどころか、園庭やホールに遊びに行くため職員室を通る時に僕にタッチをしてくれるまでになってくれたのです。こんな風に子ども達が成長・変化するためには、家庭での日々の生活はもちろん、子ども達の成長を願い祈り日々関わってくれている担任はじめ多くの職員がいるのです。そんな職員全員に感謝するばかりです。
 来月は保護者の方々にも子ども達の成長をご覧頂く保育参観を予定しています。当日を迎えるために準備をしている先生の中には心配や悩みを抱え「園長先生、保育参観のことなんですが・・・。」と僕にアドバイスを求めて来てくれる先生がいました。自分一人で悩むのではなく頼りにならない園長にも心の内を隠す事なく話し掛けてくれた事が嬉しく感謝でした。
 こんな風に苦労しながら保育参観の準備をしているという裏事情があることもご理解いただきながら、保育参観当日は自分のお子さんだけでなくクラスの子ども達にも目を向け成長を感じていただけたならば幸いです。
2012年01月24日(火) No.601 (園長日記)

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