Diary

情けは人のためならず


平成7年(1995年)1月17日午前5時46分、淡路島北淡町野島断層を震源とする マグニチュード7.3の地震が発生しました。この地震による災害は 阪神・淡路大震災と呼ばれ、当時の地震災害としては戦後最大規模の被害を出しました。あの地震から明日の朝17年を迎えます。今では神戸も大阪も地震被害があったとは思えないように復興したようですが、いくら時間が経ったとはいえど、悲しみが全てなくなる事はなく神戸をはじめとする被災地は勿論、各地で多くの祈りが捧げられることでしょう。今日の子ども達の礼拝でそんな方々のことを思いお祈りしましたが、一過性になる事なく、今後もみんなで祈り続けなければなりません。
 そして今現在、3.11による被害を受けた方々の中に悲しみや辛さと闘って生活している方が大勢いることも事実です。毎週木曜日、保育園の園庭のお掃除ボランティアをしに来てくださっている尚絅学院大学の八巻正治教授はこれまで頻繁に仮設住宅を訪れ被災者の話を伺い、もっともニーズが高いのは金銭給付であり、次には食料品(とりわけ「お米」)であるということを実感し、仮設住宅で生活しておられる年金生活者の方々にのお米を配布しようとするプランを立ち上げ活動なさっています。このプランを立ち上げる背景は、「あるとき仮設住宅を訪れた際、集会場にお米が山積みされていたお米が数年前に生産された古古米以前のものであったことを聞かされ、とても驚いたため」とのことでした。この八巻先生の活動に興味関心、ご協力頂ける方は是非お声掛け頂けます様にお願いいたします。
2012年01月16日(月) No.594 (園長日記)

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