Diary
多くの課題、そして高いハードル
保育という仕事に限らず生きていくからにはそれぞれ与えられた苦労や課題は付きものです。そしてその苦労や課題に対する理解や忍耐度や価値判断、ハードルの高さは違うものであり、味覚、体感温度、音量の大小の感覚、美的感覚etcも育ってきた環境等によって人それぞれです。そのため、ある人は気にならないことがとても気になったり、反対に自分だけの特別なこだわりがあったりするものです。しかし、そんな差異をお互いが理解しあい幾らかでも共通な価値判断で仕事をしないと組織として成り立ちません。それは保育現場におけるクラスという小さな単位でも同様であり、そのために何らかの決まりがあり、その決まりを基本に保育者は一人ひとりの性格や個性や気質を理解して関わっていなければなりません。そしてその個々が小さな組織を成し、その小さな組織が保育園を形成し、それがそれぞれの保育園独自のカラーとして表れてくるのでしょう。こんな風に組織とは個の集合体であるということを再認識し、組織作りは一朝一夕にならないことも頭に叩き込み、思い描いた保育と組織を作るために人づくりをし続けたいと思います。それが僕にとっての多くの課題であり、越えなければならない高いハードルなのですが…。
2012年01月12日(木)
No.592
(園長日記)
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