Diary

久しぶり


久々に誰かに会い「久しぶりだね」と喜ぶのであれば良いのですが、今日の久しぶりは違いました。昼に職員の携帯電話の地震速報のサイレンが一度になり、次の瞬間強い揺れを感じ、子ども達は布団をかぶったり机の下に潜り、頭と身体を守る事となりました。久しぶりに強い揺れを感じ、3.11の日の出来事がフラッシュバックし、色々な事が思い出され恐怖がよみがえりました。
そして再び、午睡中にも余震がありましたので、今後ご家庭でも十分にお気を付け下さい。余震を感じ、一階の保育室に降りると子ども達は、「怖い」と言いながらも担任にしがみついたり、冷静に机に潜っていたりとしっかり、身を守っていて、その冷静さに3.11の経験が無駄にはなっていない事、普段の地震避難訓練も身についている事を改めて実感させられました。揺れが落ち着き、午睡をしようとすると、3歳児クラスの子ども達が、久しぶりの揺れで、10ヶ月前の地震の事を思い出したのか、「地震で家族がいなくなった人たちもいるんだよね。かわいそう。」「おもちゃも家も津波で流された人たちもいるよね」「仮設住宅に住んでいる人もいるんだよね」と思い思いに自分の言葉で話してくれ、本当に子ども達は子どもたちなりに、地震の事や今苦しんでいる方々がまだまだ沢山いると言う事を思い、考えている事が伝わってきました。そんな方々の為に何が出来るかという事を私達一人ひとりが考え、実行に移す事が出来る人になりたいと今日改めて思わされました。そして一人ひとりが出来る事には限界があり、小さな事かもしれません。しかし皆で協力した時に、少しずつでも人の役に立つ事が出来る様願いながら過ごしていきたいです。
2012年01月12日(木) No.591 (保育日記)

No. PASS