Diary

春を届けるために


保育園にも春を届けるため(飾るため)恥ずかしさを我慢し昨日福島の幼稚園に届けた啓翁桜を抱え出勤することにしました。ところが今日は春どころではなく、明け方から降り始めた雪が降り積もり真冬そのもの。そんな寒さの中、妙なおじさんが花を抱えているのですから擦れ違うご婦人や電車の到着を待つ乗客が不思議そうに僕を見るのですからたまったもんじゃありません。人気華道家!?假○崎○吾のような人が花を抱えているなら何も不思議ではないのでしょうが(>_<)、そうではないので電車に乗り込んだ途端、頭上の棚に花を置き、大河原に着くまで、さも自分の荷物ではないフリをして本を読んでいました。しかし、よく考えてみれば男性が花を持っていて変だと思うのは日本ならではなのかも知れません。花が似合う男には程遠いのは承知していますが、花を持つ・持っていても恥ずかしいとか照れくさいといったことがないように思えるナイスなおじさんになりたいものです。
 現在、園長という立場ですが、思えば小学校・中学校・高校・大学時代を通し学級委員は勿論、『長』という名の付く役には縁遠かったのですが、たった一度だけ誰もやりたがらない『飼育栽培委員会』の委員長という役を押し付けられたことがありました。そんなことを思えばもしかすると、まんざら花と縁がないわけではないのかも知れません。何はともあれ花の似合うナイスなおじさん同様、時間がかかっても身の丈に合っていない園長という立場に相応しいおじさんにもならなくては…(@_@)
2012年01月11日(水) No.590 (園長日記)

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