Diary

厨房の秘密!?と5歳児の予行演習


毎日、子ども達にも職員にも美味しい給食を提供してくれているのに、保護者の皆さんとは、なかなか接触することの少ない厨房のスタッフ。正に縁の下の力持ちといったところでしょうか。そんな厨房のスタッフに秘密があったことに今日気付かされました。僕は普段、職員室で主任のC先生、事務のKさんと一緒に給食を食べているのですが、C先生が保育に入らざるを得なくKさんが休みの日は一人寂しく食事をすることとなります。そして今日がそんな日でした。こんな日は自分の仕事が一段落した頃に給食を取りに行くのですが、今日のように麺類の日は延びないように、そして出来るだけ熱々をとの配慮までしてくれるのです。ここまでならありがちな配慮なのかも知れませんが、今日は僕が「いただきま〜す」と声を掛けると調理補助のEさんが時代劇でお馴染みの水○黄○の印籠のように円筒状の不思議な物体を見せてくれて「園長先生、こんなの掛けますか?」と話してくれました。それは紛れもない七味唐辛子!!。それが僕のおくずかけにプラスされたのです。しかも、その七味は一般的なものではなく、三○デパートで行われた、大江戸展で購入してきた代物だと言うだけあって、何とも香り豊かで上品な辛味でした。さすがに保育園の給食ですから子ども達には刺激の強い辛味や酸味などは提供されるわけはなく、時に辛いカレーを食べたりわさびやからしがあれば、なお一層旨みが増すのにと思う事があったのですが、厨房ではこんな粋なことをしていたとは…。僕もこっそり職員室に調味料を準備しようかな(~_~)そう思わされる出来事でした。休憩室もない厨房で夏は暑さと戦い、冬は寒さと戦いながら給食を提供してくれている栄養士のE先生をはじめ厨房スタッフに感謝です。
 さて、今朝の出来事です。いつものように朝の職員礼拝(打ち合わせ)を終えそれぞれの先生達が保育室に戻ろうとした時、礼拝に参加していた0歳児クラスのK先生が職員室の入り口付近を見ながら「あれ?」と言うのです。どうしたかと思えば5歳児クラスの数名(結構な人数)が神妙な顔、中にはべそをかきながら職員室の扉の前に立っているのです。どうやらこの子ども達はさっきまで一緒にいた担任のM先生があることに怒って職員室に上ったまま戻ってこなくなってしまったと勘違いをしてしまったらしく、反省のあまりM先生に謝りにきたようなのです。ところが、M先生は単純に礼拝のために上っただけだったので、その子ども達の様子に大笑い!?ところが子ども達は本気モードで、M先生が笑っていてもを反対にそれまで泣いていなかった子どもまでが安心したのか泣き出す始末。そんな風に皆が泣く姿はまるで卒園式で先生と別れるのが辛くて泣いているかの様子。言うなれば数ヵ月後の予行演習といった感じでした。保育園では一番大きな子ども達とはいえ、あの涙を見ると、まだまだ5・6歳児であることを実感させられます。でも数ヶ月後には間違いなくM先生が大泣きするのですが(~_~;)
 今日から12月。仙台の冬の風物詩となったSENDAI光のページェントが明日から始まります。仙台駅前を含め街中は随分前からクリスマスモード全開ですが、今日の帰宅時にはコ○コ○ラのボトルカーまでがきれいな電飾を付け雰囲気を盛り上げるかのように走っていました。震災後、大変な日々が続き、今でも辛い思いをしている方々が大勢いらっしゃいますが、一人でも多くの方々に喜びが満ち溢れる締めくくりの一ヶ月であって欲しいものです。
※3歳児クラスのAちゃん宅には赤ちゃんが産まれクリスマスの電飾以上の明かりが灯ったはず。母子共に健康でありますように。
2011年12月01日(木) No.561 (園長日記)

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