Diary

疲れ?


 今朝出勤すると0歳児クラス担任のM先生が私に「先生、聞いて下さい。私今日家に鞄(リュックサック)忘れてきたんです。乗車駅に着く途中で何かが足りないと思い、気付いたんですけど、家に戻ったら間に合わないので、そのまま来ました〜。」と少し恥ずかしそうにしながら朝からニヤニヤして話してくれました。私はそんな事あるのかと信じられない思いで話を聞いていくと、M先生は手に小さな袋を持っていた為、リュックサックを背負っていなくても、何も違和感なく家を出たそうです。SUICA定期はジャンパーの中に入っていたそうなので、お財布はなくとも無事に園に辿り着いたとの事でした。M先生の出勤の光景と気付いた時の心情を思うと可笑しくて二人で笑いが止まりませんでした。誰でも物忘れや失敗はありますが、自分の失敗を隠す事なく笑いに変えて話す事が出来る事、人間関係は良いものだなと思いました。きっと毎日の疲れが重なったのでしょうか。ちょっとしたハプニングを起こしてしまったM先生、今夜はゆっくり休養して欲しいと思います。この話には続きがあり、昨日M先生が当番で四歳児クラスに入っている時にS君が鞄を忘れてきたという事を「そんな事あるの?」と思い笑ってしまったそうですが、まさか次の日自分が忘れるとは思ってもいなかったようで「笑うんじゃなかったです」と反省していました。朝から笑ったり反省したり忙しいM先生でしたが、思いがけず子どもと同じ状況になって、より子どもの気持ちが分かったのではないでしょうか。例えば忘れ物をしてしまう子どもがいたとしても、直ぐに叱るのではなく先ずは子どもの気持ちを受け止め、話をしっかりと聞いてから対応できる保育士でありたいと願います。
話は変わりますが、最近体調を崩し体調不良を訴える子どもの姿が見られています。予防や体調管理をしっかりして、寒い冬も元気に過ごしていきたいと思うものです。午睡後、嘔吐してしまった子どもがいたのですが、私が除菌、消臭、防ウイルスの粉末剤を掛けて嘔吐物を処理していた時の事です。私の横を通りかかった3歳児のRちゃんが「あっ 雪」と真面目な顔で驚き呟いている姿がとても可笑しかったです。Rちゃんには嘔吐処理剤の山が雪の山に見えた様です。きっと本物の雪が降る日もそう遠くはないような気がします。
2011年11月30日(水) No.560 (保育日記)

No. PASS