Diary

May I help you? & Somebody Help me!


仕事を終え、仙台駅から帰宅する途中、駅の地下の某食料品店でクリスマスのプレゼントに良さそうなお菓子を見ていると、店員さん同士が「○○さん、英語話せますか?何だか聞き取れなくて…(>_<)」「だったら、紙に書いてもらった方が分かるんじゃない!?」という会話が聞こえてきました。子どものように何にでも興味のある僕は、一体どんな外国人がどんなことで困っているのか気になり商品を見ながら店内をウロウロすると、困った顔をした白人の男性が店員さんからボールペンとメモ用紙を渡され何かを書いているのです。それを見ている店員さんの手には伝家の宝刀と言うべき、スマートフォンと思われるものが握られているようなのですが彼が何で困っている(探して)いるのか埒があかない様子。僕はてっきりワインかチーズか調味料といった飲食品を探しているのだと思ったらそうではない様子。そこで、ダメ元で「May I help you?」と話し掛けたところ、それまで店員さんに必死に話し掛けていた彼が、一瞬にして僕の方を向き、英語で道に迷ってしまったのでどうしたら良いかと言っているようなのです。こうなったら何とかしてあげなければと思いカタカナ英語でどこに行きたいか聞くと、ここから外に出て昨日行った所に行きたいと言うのです。そこで、とにかく外に出る事にし、エスカレーターに乗りながらどこから来たのか聞くと「FRANCE」というではありませんか。英語を話さない(実はフランス人は発音し難い英語の音があるので話したがらない)と言われているフランス人が英語で話していることに少々驚きながらもフランス語で「Bonsoir(こんばんは)」と挨拶するとニコッと笑い「Bonsoir」と返事をしてくれるではありませんか(@_@)。地上に出るエスカレーターでの短時間で、日本は初めてなのか聞くと、何度か来た事はあるけれど、ここ(仙台)は初めてとのこと。何はともあれビルの外に出た事で彼は安心したらしく、青葉通り等をキョロキョロ見回し一言「Ok!」と納得した様子。ただ「昨日歩いた所はここではなくもっと高いところだ」ということをゼスチャーを交えて話すので、「きっとこの上です」ということを告げると、自分の記憶を辿ったのでしょう。再度「OK!」と言うので、すっかりいい気になった僕は最後にフランス語で「Bon voyage!(よいご旅行を!)」と言って握手を求めると、彼は「Merci(ありがとう)!」と返事をしてくれたのです。その後、彼は人ごみの中を颯爽と歩いて行きました。本当は「気をつけて」と言いたいところだったのですが(何故ならどう見ても旅行で来たのではなく、ビジネスで来た事は明らかなのですから。)そんなフランス語は出てきませんでした(分かりませんでした)。それでも何とかフランス語も通じてくれた様なので“よし”とする事にします。
 そういえば、僕が退勤する間際、職員室で栄養士のE先生やC先生と話をしていた時E先生が「私、時間があれば英語とピアノを習いたいんです」と言っていたのを思い出しました。その一言があまりにもタイムリーに感じられ不思議な気がしました。そして、C先生はといえば、今年も来るかもしれないサンタさんの対応のためにも英語を勉強するとか言ってましたので、是非とも期待したいと思います。
何はともあれ、今日は何とか外国人のことを助けてあげられました!?が、自分の園の職員の悩みや苦労を分かってあげられていないことも多く日々反省するばかりです(T_T)。Somebody Help me!
2011年11月29日(火) No.559 (園長日記)

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