Diary

冬・雪


寒さが苦手な方々にとって辛い冬が足音をたてて近づいて来ていることを園庭を飛ぶ雪虫や蔵王の頂きに積もった雪が知らせてくれます。自然(季節の移ろい)は震災があったからといって変則的になるはずはなく、勿論、冬の寒さをおまけしてくれるはずもなく、これからどんどん寒くなる事は当たり前。そう考えると新聞やTVのニュースで報道されているように、震災で家を無くし防寒設備が十分ではない仮設住宅に住まわざるを得ない方々にとっては暖冬であって欲しいと願う日々なのではないでしょうか。
一方、保育園の子ども達にとっては早く雪が降り、雪だるまを作ったり雪合戦をしたりする事が出来る位に雪が積もることが今から楽しみのようで「早く雪積もってほしいなあ」と首を長くして待っています。個人的には寒さは出来るだけ遠慮したいので、雪や寒さを考えただけで首を長くするどころか、反対に首を縮めてしまいます。しかし、「冬来たりなば、春遠からじ」の諺のように、寒くて辛い冬のあとには、暖かい春がやってくる。今はたとえ辛く苦しくても、やがて明るく幸せなときはやってくるということをを忘れることなく、これからやってくる冬に向って行きたいと思います。でも寒いのは苦手である事は根本的には変わらないのですが…。
2011年11月28日(月) No.558 (園長日記)

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