Diary

あっという間


今週は勤労感謝の日で水曜日が休みだったため、一週間がいつにも増してあっという間に過ぎてしまった気がします。正直、週の中日に休みがあるというのは体力的にはとても楽ですが、遅々として進まず山積みになっている保育園でしか出来ない仕事を片付けなければならないこと思うと精神的には楽どころか単純に喜べないのも本当のところです。同様に来月のクリスマス礼拝で行う聖誕劇の台本を子ども達と話し合い作っている5歳児クラスのM先生にとっては、この時期の休みは微妙な喜びだったのかも知れません。そして、それ以上にタイトな時間と戦いながら仕事をして下さっているのが、園舎の新築工事に携わっている請負業者の方々です。現在の進捗状況は順調の様ですが、月二回のペースで行われている現場会議では必ず工期のことが出されるのです。今後も順調に工事が進むことを願っていますが、これからの寒さや天候如何では完成の時期がずれることのないように願い祈る日が続きそうです。出来れば、今朝、園舎北側の園庭にサッカーゴールやゴザ、ブルーシートを使ってこしらえたお家のようにあっという間に出来れば気をもむことはないのでしょうが…。この、今朝子ども達に作ってあげた大人が見たらバラックのようにしか見えない家。こんな家でも子ども達にとってはお城とも言える極上の空間となり、「何してるの」「私も入れて」「いいよ」と子ども達に人気のある“てぶくろ”という絵本のように遊びが盛り上がり、狭い空間に10人も入れば扉など無いのに寒いどころかあっという間に熱がこもり結構暖かくなるのが不思議です。
 気温を考えると比較にならないと思いますが、8ヶ月前の地震の際にもブルーシートや午睡用のマットを使って簡易テントを作りました。あの時には今日のような笑顔や笑い声は無く、反対にストーブや毛布があり、子ども達の人数も今日より断然多かったのに暖かさも感じませんでした。もしかすると笑顔や笑い声は暖かさを生むのかも知れません。その意味からも子どもの笑顔や笑い声が絶えることのない保育園であり続けたいものです。これは一朝一夕に出来るものではありませんが。
2011年11月25日(金) No.556 (園長日記)

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