Diary

Thanksgiving Day(感謝祭)


今日は子ども達が家庭から持ち寄ってくれた野菜や果物を飾り、保育園での収穫感謝礼拝を守りました。日本では馴染みのない行事ですが、アメリカ合衆国とカナダなどでは祝日のひとつであり、たくさんの親族や友人が集まるような大切な行事のひとつと位置づけられ、食事会ではターキー(七面鳥)の丸焼を食べるようです。
 海外ではこんな風に祝われている感謝祭ですが、保育園では、毎年子ども達が持っていてくれた野菜や果物をホールに飾り、礼拝を行い、神様からの恵みを感謝した後、日頃お世話になっている方々の所へ届けに行っています。特に今年子ども達が持ち寄ってくれた野菜や果物の多さとバラエティーの豊かさに驚かされると同時に、この行事が浸透して来ているように感じ嬉しくなりました。ご理解、ご協力をいただけたことを感謝致します。
 さて、僕は4歳児の子ども達をバスに乗せ、消防署、警察署、老人施設に出掛けました。春の花の日礼拝の時からバスに乗る事を楽しみにしていてくれた子どもも多かったようで、バスでは終始興奮状態。勿論その嬉しさはバスの中だけでなく、各施設でも現れていたのですが、中でも消防署ではしご車を見せてもらったことと警察署で白バイに跨がせてもらった時の子ども達の笑顔が印象的でした。反対に老人施設では子ども達が施設に入っただけで涙を流し喜んでいる入所者のおばあさんの姿が印象的でした。そんなおばあさんの涙のことを知ってか知らずか子ども達は多くの入所者の所へ行き、手を握りながら「げんきでね」と話し掛けてくれました。このような子ども達の姿を見て毎年思うこと。それは、こんな風景が特別なことでなく、日常の中で溢れれば良いということです。明日も今日に引き続き近所の方々の所や色々な施設に出掛け神様からの恵を届けて来たいと思います。
先週の金曜日には来年度一緒になる予定の公立保育所の4歳児の子ども達が園に遊びに来てくれて交流をしたのですが、本来これも特別なことでなく、普段の生活の中で出来れば理想的のことなのでしょう。でもこれがなかなか難しいことなのですが。
2011年11月21日(月) No.553 (園長日記)

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