Diary

現代っ子の凄さ!?


毎朝正門付近を掃除をしている僕の姿をしっかり見てくれていた2歳児のSちゃん。今朝「園長先生はい!」と言って小さな手紙を手渡してくれました。そこには☆ほしやハート、♪音符やチューリップの絵と共に“えんちょうせんせいへ、ちりとりのおてつだいがんばります。”というメッセージが添えられていました。Sちゃんは時々お母さんとバイバイするのが辛くて泣いてしまうことがあったので、ある日「Sちゃん園長先生のお掃除の手伝いしてくれない?!」と声をかけ、集めたゴミをちりとりでゴミ箱まで運んでもらったことがあるのですが、それがきっと楽しかったのでしょう。それがきっかけになったということはありませんが、最近は泣いてお母さんの後を追うこともなくなりました。Sちゃんに限らず子ども達は手伝いが好きですので時々お手伝いしてもらいながら掃除をしたいと思います。それにしてもSちゃんは文字(ひらがな)を読めるのですから驚きです。もしかすると今日の手紙も自分で書いていたりするのかも(*_*)僕が2歳児だった頃には絶対にあり得ないことです。
 さて、今日は2歳児クラスの健康保育があり、栄養士に箸の使い方を教えてもらいました。思えば僕は随分大きくなるまで握り箸で食事をしていたので兄に「いつまでそんな風な箸の握り方をしているんだ」と言われていました。そう考えると2歳の子ども達が上手に箸を握れることは上記のSちゃんの文字認識同様に驚きであり、信じられないことでもあります。この栄養指導で栄養士が大切にしている事はただ箸を上手に使う事だけでなく何よりも大切な事は食べる事が出来ること、しかも、みんなで美味しく食べることが出来ることであることを伝えてくれているのだと思います。勿論、上手に箸を使う事が出来ることは日本人(日本文化)として大切にしなければならない事は言うまでもありませんが・・・。何しろグルメ番組と称したTV番組で有名芸能人が食事をするシーンで物凄い箸使いをしているのを見るとメニューよりも箸使いばかりに目が行きガッカリする事も多いのですから。
 幸い僕は今では握り箸をしっかりと卒業し、人並みに箸を使えるようになったので兄に「お前はずっと変な箸の使い方していたよな」と過去形で言われる様になりました。ところで、みなさんはいつ文字認識が出来るようになり上手に箸を使えるようになりましたか?
2011年11月17日(木) No.551 (園長日記)

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