Diary

試練の時


先週「もう少しするとママいなくなるんだ」とお母さんが入院手術のため何日間か我慢をしなければならないことを話してくれた4歳時のM君とY君、今朝、園庭で線量を測定している僕の姿を見つけると「園長先生、ママ病院に行っていなくなって悲しかったから、昨日泣いたんだ。」と寂しさを隠す事なく教えてくれました。そんな二人に「じゃあ、ママが早く帰ってきてくれるようにお祈りしたら?」と話すと「うん!もうしたよ」と返事が返ってきました。幼い心を痛め、涙を流し、お母さんの帰りを待ちながら祈るM君とY君。「だったら大丈夫!すぐに元気になるから。もし、心配なことがあったら、Y先生や園長先生が助けてあげるからね」と声を掛けると共に、今朝の職員の打ち合わせでは不安定になっているM君Y君には特に目配り・心配りする事を確認しました。M君Y君が数日間の試練を乗り越えることと、お母さんの手術が無事に済むことを祈ります。
 さて、11月も半ばを迎え朝夕の冷え込みが冬の到来を知らせているように感じます。そんな中、各クラスプランターにパンジーやちゅうりっぷの球根などを植え、彩りが少なくなった保育園に色を与えてくれました。人間が「寒い」という季節に毛布や布団をかけるわけでなく冬を耐え忍ぶのですから植物の強さと不思議さを改めて感じます。これから益々寒さが厳しくなりますが寒さの試練を乗り越え、来春きれいな花を咲かせてくれる事を楽しみに待ちたいと思います。
2011年11月14日(月) No.547 (園長日記)

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