Diary

気持ちを受け止めて


今日は土曜日ですので、普段よりは少ない人数の子ども達と職員で過ごしました。人数が少ないからこそ出来る保育を工夫しながら過ごす保育士、子ども達は人数が少ないといつも遊んでいる保育室やホールが広く感じる様で伸び伸び、走りまわったり友達と手を繋いだりお昼寝マットで家を作ったりしながら過ごしました。
沢山遊び給食の時間になり、2歳児のS君が最初「嫌い」と言って皿の端に残していた野菜を友達と保育士の励ましにより、完食する事が出来、皆で喜び合っている時の事です。「S君すごいね〜野菜食べてみたら美味しかった?」と褒められているS君の姿を見てお茶が苦手なH君は「僕も飲めるよ〜ほら みて!!」と教えてくれ、友達が褒められている姿を見て、次はH君が給食を完食した皿をとても嬉しそうに見せてくれました。そんな子ども達の姿を見ていて、子ども達は皆、自分を見てほしい、自分も苦手な事を頑張る事が出来たという事を知ってほしいのだという気持ちが伝わってきました。そんな子ども達の気持ちがよく分かります。誰にだって苦手なものや不得意な事はあります。例えば楽器や文章、運動、絵、等々。苦手な事を克服する努力は必要だと思いますが、私達は誰にでも苦手な物があるという事を共感できる保育士でありたいと思います。
子ども達だけでなく、私達大人も日々生活する中で、毎日が楽しいことばかりではなく、辛い事や、自分の頭で思い描いていたように保育や仕事が進まなく悩む事もあります。
保育だけに限った事ではなく、どんな仕事でも色々な壁にぶつかりながら乗り越えていくものなのだと思います。しかし、たとえうまくいかない日があったとしても、そこでくじける事や思い悩む事だけで終わる事がないようにしたいものです。そして、日々の保育の中で、職員同士、良かった事は良かったと言い、思い通りにいかない事があったならばなぜだったのかを話し合える仲間でありたいと考えます。また、人の話を聞く時には、話を素直に受け止める事が出来る素直な心を持ち合わせていたいものです。
2011年11月12日(土) No.546 (保育日記)

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