Diary

移りゆく季節、見慣れない景色


先日までハロウィン一色だった仙台駅前など街中の大型店舗のディスプレイは11月になった途端にハロウィンからクリスマスの飾り付けに変わり(>_<)、クリスマスまで随分時間があるというのに仙台P○R○Oには早くも大きなクリスマスツリーが登場しました。保育園では収穫感謝を迎えるため、各クラス秋を感じさせるような落ち葉や木の実で飾り付けがなされています。中でも驚きと羨ましさを感じたのは2歳児クラスのN先生が持ってきたデントコーン(飼料用のとうもろこし)の見事さです。一見プラスチックで出来ているのでは?!と思うような色と形。その見事な美しいデントコーンを見ると家畜の餌にするのが“もったいない”と思うほどなのです!!保育園二階の玄関にも秋を感じてもらえるようなディスプレーをしたのですが、N先生が持ってきたものとは比較にならないサイズ。見事なデントコーンを手に入れられる環境にいるということに驚愕です。何しろ叔父叔母、兄弟を含め農家に一人も親戚のいない僕としてはN先生の環境が信じられない(考えられない)のですから。
 さて、街中のディスプレーに限らず、季節は移ろい、昨日のニュースでは蔵王エコーラインが雪のために冬期の閉鎖期間に入ったと伝えていました。今週山形で行われた研修の際、高速道路を使わずに紅葉を楽しみながらエコーラインの峠を越えて行けばよかったと思わされました。そして、景色が変わるといえば、今朝のことです。仙台駅をいつもの時間に出発する電車に乗り本を読みながら出勤したのですが、何故か乗客の人数や顔ぶれがいつもと違うことに気付きました。そして車窓からは見慣れない景色が広がっているではありませんか(-_-)。そうです、本を読んでいるうちに夢の中に行っていたらしく駅を二つも乗り越していたのです。仕方がありません、悲しいかな電車を降り反対側のホームに移動し電車を待つことになりました。ところが、そこは無人駅!しかも通勤時間だというのに列車の本数が少なく、その上お客さんが誰もいないホームで30分ほど待つ羽目に…。幸い普段、余裕を持って出勤しているので大きな遅刻とはなりませんでしたが自己管理の出来ていない自分が情けなくなりました。それでも、間もなく雪を頂き、山頂が真っ白になるであろう蔵王と白石川に飛来した白鳥を間近に見ながらHPの原稿を書くことが出来たこと、こんな失敗を無駄と捉えず時間を有効利用出来たと前向きに考えることが出来たことは大きな収穫でした。
 今日は寒くもなくお天気だったから良かったのですが、屋根もベンチもない狭いホームで電車を待っている間に感じたことは、結構なスピードで走り抜けていく貨物列車に二度ほど怖さを覚えたことと、普段あのホームで列車を待つ方々は大変だろうということでしょうか。
2011年11月04日(金) No.537 (園長日記)

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