Diary

(@_@) ビックリ!


今朝の地方紙を開くと今年も白石川に白鳥が飛来したという記事が出ていました。その記事を読み「いよいよ今年も冬がきたかあ!?」なんて思いながら仙台駅に向かって家を出たのですが、家を出て間もなく、保育園の近くで聞いた事のある鳴き声が響いてきたのです。な・な・なんと、それは紛れもなく白鳥の鳴き声!!その声に反応しビルとビルの間の空を見上げると一羽の白鳥が西に向って飛んでいるのです。その鳴き声は仲間を先導するために鳴いているのか、仲間とはぐれ困って鳴いているのか当然分かりませんが、僕には一年振りに戻って来た仙台をはじめとする沿岸部の様子が地震や津波の被害で変わってしまったことに驚きや嘆き、そして、自分達がどこに向っているのか分からなくなってしまって悲鳴をあげているかのようにさえ感じました。昨年は鳥インフルエンザの影響もあり餌付けを控えるようなことがありましたが、それに加え今年は地震、津波、そして原発事故による放射線、白鳥たちにとっても受難の年かも知れません。人間は線量計で放射線量を計測したり、新聞やテレビで様々な情報を手に入れたり出来ますが、白鳥や森に住む熊やイノシシは人間と同じようなニュースを手に入れることは勿論出来ません。昨日、某テレビ局のニュースでイノシシの肉を看板にしていたレストランの方がイノシシの肉から放射性物質が検出されたため、店でこだわってきた「○○県産のイノシシ肉が手に入らなくなりそうでとても困っている」という映像を見ました。でも、もしかするともっと嘆いているのは、我々人間ではなく、それ以上に自然と多く関わっている言葉を話せない動植物なのかもしれませんね。ところで、僕に季節の変化を告げてくれる“蟻”すっかり穴の中かと思っていましたが、夏のように活発ではないものの、まだ何とか地面の上を忙しそうに歩いていました。そして、蟻以上に頑張っていた事に気付かせてくれたのは“蚊”です。人間を刺し子孫を残すために必死なメスがまだいた事に驚きでした。でも気の毒ではありましたが僕の血を提供する事はありませんでした。
 さて、昨夜、保育園の警備をお願いしている警備会社から異常を知らせる連絡が何故だか出向しているT先生の所に入ったという連絡がT先生からあり、その異常の原因を究明するのに警備会社やNTTに連絡するなどで、今日はほぼ半日がなくなりました。白鳥が飛来地を無くし予定が狂ったということがあるとするならば、僕は午前中に原稿締め切りの迫った某月刊誌の保育のコメントの仕上げるという予定がすっかり狂ってしまいました。週末はいささか先生のように必死にペンを走らせなければ(>_<)
2011年10月21日(金) No.525 (園長日記)

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