Diary

不安と期待!!


新聞報道等によると、福島第一原発事故の収束に向けた工程表を改定し「ステップ2」の終了時期を「年内」と明記したようです。保育園を含め大河原町内で毎日計測している線量も殆ど変化がないため、役場の指導により、先週から町のホームページでの公表は月曜日と木曜日(祝祭日の場合は翌日)の二日間となりました。そのため、これまでのように決められた時間内に計測することがなくなり仕事が軽減した気がします。勿論、公表しなくなったとはいえ、時間のある時に計測はしているので、今後気になるような値が出た時には役場に連絡すると共にしっかりとした情報提供をしたいと思います。
 ところで、首相官邸ホームページを覗くと、放射線測定器購入の際のこんな注意が書かれていました。(独)国民生活センターが、10万円未満でインターネットで購入できる放射線測定器の性能のテストを実施した結果、全ての製品で放射線を正確に測定できませんでした。測定器を購入・使用する際はご注意をお願いします。と・・・。原発事故後、個人で計測器を購入し線量値を計測している方も多いと聞きます。収束が順調にいっているようですが、一旦放出された放射性物質はなくなったわけではありません。政府や東電が今後どのように除線を進めるのか期待しながら見守っていきたいと思います。
 さて、その他にもここ数日新聞に気になる記事があります。それは、仙台市が中国にジャイアントパンダの貸与を要望していると言う事です。これは5月に温家宝首相が被災地の避難所を訪問した際に子ども達にパンダの縫いぐるみをプレゼントして喜ばれたこと、出会った女子児童が「パンダが大好きで旅行のたびに見に行く」と手紙を書き、温氏から返事が届いたという報道等がきっかけになっているようですが、ワシントン条約など難しい課題を克服し事が運んだとしても数年かかるようですが、パンダだけにトントン(童童)拍子に話が進み、地元の八木山動物公園にパンダが来る事を祈りたいと思います。と同時に原発事故のこともグレーゾーンなどなく、パンダのように白黒はっきりして欲しいものです。
2011年10月18日(火) No.522 (園長日記)

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