保育日記

財産

一般的に財産といえば、個人または団体の所有する、金銭、土地・建物、商品、権利など経済的価値のあるものの総称ということになりますが、最近無形のもの例えば幼い頃や学生時代の思い出や記憶の中、そして人間の結びつき（出会い）に沢山の財産があることをつくづく感じます。６年前の今頃には自分が大河原の保育園で、しかも園長として働くことなど全く考えもしませんでしたが、現実として大河原でお仕事をさせて頂いています。そして、ここ数年で保育園に通ってくる子ども達とその保護者の方々スタッフとの出会いがありました。来年度、保育園が移転し定員が増えれば確実に多くの出会いがあることでしょう。その出会いを『一期一会』と捉え喜びを持って過ごせるようにしたいものです。
　さて、出会いの一方、その反対には別れもあるのが世の常。今日の朝、保育園（法人）の理事（監事）のＳさんが天に召されました。つい数ヶ月前の「おじいちゃんおばあちゃんありがとうの会」の際には笑顔で過ごして下さっていたので信じられません。また、これまで保育園のことを心配して下さり、新園舎が出来ることも楽しみにしていて下さったので残念でなりません。Ｓさんのご冥福とご家族の皆さんの上に慰めがあることを祈ると共に、Ｓさんとの出会いに感謝したいと思います。

2011年10月17日（月） No.520 (園長日記)

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