Diary

えい!えい!え〜い!


「えい!えい!え〜い!」皆さん、この妙な掛け声をご存知でしょうか?これは、一般的に土木工事を行う際や建物を建てる際、工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈る儀式(地鎮祭とか起工式とか安全祈願式などと言われます)の中で砂盛りに「えい!えい!え〜い!」と声を出して鎌、鍬(くわ)、鋤(すき)を入れる際の掛け声なのですが、この儀式を昨日の起工式でもキリスト教のスタイルで行いました。設計監理会社の方や建設会社の方と違い、一生の内でもめったに経験する事のないこの儀式の鍬入れを僕がしなければならず、真剣な儀式であるにも関わらず、恥ずかしく(可笑しくて)て仕方がなく・・・。ましてや、先生達にとっては可笑しい以外の何ものもなくM先生はじめ、多くの先生が必死に笑いをこらえ赤い顔で下を向いている姿が僕も可笑しくて仕方がありませんでした。こんな起工式でしたが工事が無事に進むことを願うばかりです。そして、今日は町立保育所の先生に園に来て頂き4歳児クラスの子ども達の交流会の打ち合わせを行いました。新園舎ができたときお互いに安心して過ごす事が出来るように良き交流を重ねて行く予定です。
 さて、今日5歳児クラスの子ども達は夏からの願いであった流しそうめんを漸く実現することが出来ました。発端は、遊ぼう会の数日前の夕方、HちゃんとR君のお父様が二人を迎えに来て下さった時、以前から子ども達がしてみたいと言っていた流しそうめんを実現できるようにと青竹をきれいに切りそろえ節まで取って持ってきてくださったことから話が膨らみ、担任のM先生が子ども達と話し合い実現に至ったという訳です。今日の子ども達とM先生が必死に準備をする姿を見ていて、先日のお泊まり保育の時に、縄文の森で見た火起こしとどこか共通点があるように感じました。また、子ども達が作業を分担する様子は先日のお泊まり保育の経験が生かされていましたし、M先生は正に小さな集落(組織)のボス(長)の様であり取り巻きの子ども達はボスを信頼する住民といった雰囲気が漂っていました。この経験は更に今後の行事に生かされることでしょう。
 最後に、3歳児のRちゃん、今日砂場の所で線量を計測している僕の所にやって来て「園長先生、Rちゃんね、大きくなったら『りんご』になって、それから『ドキンちゃん』になるんだ〜っ!」と教えてくれました。この願い「えい!えい!え〜い!」と祈願して叶えられればいいのですが・・・。
2011年10月12日(水) No.516 (園長日記)

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