Diary

ちょっと心配!!


震災から丁度七ヶ月、ニュース等でご存知かと思いますが、石巻市では避難所を全て閉鎖するなど、冬を目前に被災者の住まいの確保が進んでいるようにも感じますが、まだまだ辛い毎日なのでしょう。一日も早く安心した生活になることを願わずにはいられません。そんな辛い日々を送っている方がいる一方、保育園では連休明けの今日も子どもたちはいつもと変わらず元気に登園し「靴を買ってもらった」とか「お洋服買ってもらった」とか休み中の出来事を色々伝えてくれました。ところが、多くの子どもたちが今朝の僕のスーツにネクタイ姿にかなり違和感を覚えたと見えて、休み中の出来事より先に「ねえ、園長先生、何で今日はそんな格好してるの?」とつま先から頭の先まで舐めるように見る子どもたちの多かったこと!勿論、子どもたちだけでなく、保護者の中にも「あれ、園長先生今日は出張ですか?」とか「どうなさったんですか?」と訝しげに声をかけて下さったり、気になりながらももニヤニヤしながら通りすぎる方がいたり。終いには、役場の担当窓口に伺った際に「うわ〜っ!」と感嘆の声が挙がるのですから、僕がスーツにネクタイはやはり不思議なのでしょう(^_^;)。でも何故、今日いつもと違う格好だったかといえば、新園舎の起工式のためで、いよいよ本格的に工事が始まることになります。工期的にかなりタイトなのでちょっと心配ですが、桜の花が咲く頃には桜に負けないような綺麗な園舎が出来ることを祈りつつ作業を見守りたいと思います。
 さて、5歳児のI君が昨日小学校の運動会に行って来たことを教えてくれました。ところが、未就学の子どもたちのプログラムはあったものの「ちょっと恥ずかしくて出なかった」と心の内を明かしてくれました。就学まではもう少し時間がありますが、就学時健診等で小学校に行く機会もあり、未知なる小学校に対し、期待と不安が複雑に入り交じっていることが伝わって来ました。
保育園では数ヶ月先のクリスマスに向けて3歳未満児クラスの先生達が話し合いを少しずつ始めています。「急いては事をし損じる」という言葉がありますが、そのためにもじっくりと時間をかけ準備をし、焦ることなくクリスマスを迎えたいと思います。
2011年10月11日(火) No.515 (園長日記)

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