Diary

下半期の始まり


今朝の地方紙一面に、亘理町で津波被害を受けたいちご農家が復興に向けて新たな歩みを始めた記事が書かれていましたが。思えば、毎年4月の入園式の頃、リヤカーにいちごを載せたおばあさんが保育園の近所に行商に来ていて、「このいちごは亘理の『もういっこ』っていういちごだから美味しいんだよ」と亘理の訛りでお勧めしていて、そのいちごを買って帰ったことを思い出し、あのおばあさんが来年度の春、またリヤカーを引き、元気にいちごを売りに来てくれることを願わずにいられなくなりました。
 さて、この数日で保育園の園庭や近所からキンモクセイの甘い香りが漂い、一層秋本番が感じられるようになりました。そんな園庭では、遊ぼう会を終えた子どもたちが先週末の余韻を味わいながら過ごしていたように感じます。実りの秋、芸術の秋、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋とさまざまな言葉が冠される『秋』。気候がよく過ごしやすい反面、物悲しさを感じる季節でもあり、また、朝夕の気温差で体調を崩しやすい季節でもあります。そして、保育園では今年度のまとめの時期へのスタートともいえる季節です。今年度は上半期から激動の年度ですが、残りの下半期は新園舎建築という大きな事業があります。そのためにも健康で充実した日々である様に一日一日大切に過ごしていきたいと思います。
2011年10月03日(月) No.507 (園長日記)

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