保育日記

連休明けの子どもたち

秋分の日からの連休は如何お過ごしになりましたか？この連休中どこかに出掛けた子どもたちが「園長先生、この前お母さんのお姉ちゃんの家に行って来たんだよ」とか「お買い物に出掛けたよ」とか「新しい靴買ってもらったんだ」と連休中の出来事を伝えてくれました。５歳児のＨちゃんは「園長先生、わたしの靴少しきつくなったから今度は19（㎝の意）の買ってもらうんだ」と新しい靴を楽しみにする姿も見られました。遊ぼう会が近付いたからなのか、新たな靴を買ってもらう子が増え、中でも５歳児の男の子たちは「ちょっと、今からヨーイドンするからここ貸して」と近くにいる他のクラスの子どもたちに声をかけ、自分たちなりにルールを決め朝から元気いっぱい走っている姿を見ると、やはり、スポーツの秋だと思います。
　さて、原発事故以来、保育園でも６月から園庭や園舎内の放射線量を測定していますが、そのお陰で、門の前で子どもたちを迎え入れする時間が短くなってしまいました。その変化に気付いてくれたのでしょう。今朝登園してきた４歳児クラスのＩ君が北側園庭の測定をしている僕を見付け「あれ、園長先生いたの？さっきママと『この頃園長先生いないねって』いって話してたんだよ」と声をかけてきてくれました。こんな風にＩ君が声をかけてくれたことがとても嬉しい反面、ずっと門の前で子どもたちを待ってあげられないことが申し訳なく、また、悔しくてなりません。一日も早く線量を計ることがなくて済む日が来てくれることを願います。
待つと言えば２歳児クラスのＳちゃんも今朝「ねえ、園長先生、今日Ｋ君保育園に来る？」と真剣な眼差しで訪ねてきました。実はＫ君は既に保育園を退園してしまっているのですが、Ｓちゃんは長期の欠席と思っていたのでしょう。「Ｋ君は今日保育園に来ないよ！お家に赤ちゃんが生まれたからお母さんと一緒にお家にいると思うよ！」と話してあげたのですが、しっかり理解してくれたかどうか…。こんな風にクラスのお友だちを意識するＳちゃんに改めて成長を感じさせられ、やっぱり子どもって凄い！そして、友だちっていいな、ってつくづく思わされました。

2011年09月26日（月） No.498 (園長日記)

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