Diary

良い経験


 週末5歳児の保護者の皆様は、きっと子ども達からお泊り保育での楽しかった経験や二日間の様々な出来事を聞き、過ごしておられる事でしょう。今日は土曜日ですので、いつも通り保育がなされましたが、お泊り保育後も園で過ごし保護者の方の迎えを待っていた5歳児RちゃんとYちゃんが給食を食べながら本当に良い表情でこんな事を話してくれたのでお伝えしようと思います。「せんせい、お泊り保育楽しかったね!バスに乗って皆で出掛けたし、お弁当とかカレーも美味しかった!」「お家(竪穴住居)にも入ったんだよね」「Yはバスで揺れたのと、お風呂が面白かったな〜!!」ととても嬉しそうに教えてくれました。「先生もパン(朝食)食べたかった?」二人顔を見合わせて「ジャムとブルーベリー自分で付けて食べたんだよね〜」続けて「先生泊るの怖いからお家帰ったの?」「ぜーんぜん怖くなかったよ!!」と自信に充ち溢れた表情で教えたくれ、給食を食べる事を忘れてしまいそうになる程会話は弾みました。このお泊り保育を通し、また一つ良い思い出が出来ただけではなく、子ども達は様々な場面で友達や先生方と力を合わせ、どうしたら良いのか時に考え過ごした経験が子ども達の心と身体の成長に繋がっている事を感じました。そしてこの時のRちゃんとYちゃんの表情、会話をM先生にも早く伝えたいと思いました。16日17日とお泊り保育の間、私も子ども達と一緒に現場に入り色々な経験をさせて頂きながら、子ども達と共に過ごす中で子ども達は色々な事を考え気付きながら過ごしている事を垣間見る事が出来ました。夕食のカレーを作っている時に、火番だったY君やK君が米を磨いでいる友達や野菜を切っている友達の所に何回も来ては「調子はどうですか〜?火はもうちょっとです!」と自分の事だけでなく友達の事も気に掛ける姿や米を磨ぐ当番だったSちゃんが「お米洗うのって疲れる〜Sのママはいつもお料理してるけど大変。」等と子ども達一人ひとりが色々な事を感じ、過ごした二日間でした。
話し合いを重ね実現したお泊り保育ですが「保育園でもお泊り保育が出来るはず」「こどもたちにとって良い経験となるはず」ときっかけを与えて下さった園長先生、今まで子ども達と何回も話し合いを重ね、準備をしてきたM先生本当にお疲れ様でした。そしてそこには、保護者の皆様のご理解とご協力、バスを貸して下さった方々、運転して下さった園長先生、教会を快く貸して下さった教会員の方々、子守唄ハープを聴かせて下さった石塚さん、お手伝い頂いた先生方、皆さんのご協力とご理解があったからこそ実現する事が出来たのだと思います。ありがとうございました。またこの二日間子ども達の表情や子ども同士の関わりを見ていて、改めて大切な事は今日を迎えるまでの過程、プロセスなのだという事を実感させられました。
2011年09月17日(土) No.494 (保育日記)

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