Diary

To be continued !!


昨日の夕方、頭をリフレッシュしたくて園庭に出ると、4歳児の男の子たちがスポンジやタオルを手に普段使っている三輪車やワイドカート(二輪・四輪)を洗車しているのです。その姿はまるでSS(サービスステーション)の店員そのものです。ところが車の数もスポンジの数も限られていたため洗車係をしたくても出来ないT君は「園長先生、僕もやりたい」と僕に訴えかけて来ます。そこで、「そうだ、T君、園長先生ガソリン満タンにして欲しいから、ガソリン入れる人になってくれない」と話した途端、目が輝きました。そこで、縄跳びの縄をボールを入れるカゴに結んであげたところ「いいね〜!」と返事をし、縄跳びを握りすっかりその気になり「いらっしゃいませ〜!」と言いながら洗車が済んだ車に給油していました。ところが、かなりSSごっこが盛り上がった頃、遅番担当の先生の「そろそろ片付けしてお部屋に帰るよ」との声が響きました。勿論子どもたちは未練たらたらといった感じで遊びを止めそうにありません。これでは先生達も困るだろうと思い、SS店員の子どもたちに「このままずっと遊んでいたいだろうけど、明日も続きをするのも楽しいんじゃない!?道具は園長先生が物置に隠して置いてあげるよ」と話すとみんなで顔を見合わせアイコンタクトを取り無言のまま「そうしよう」と決めたようで直ぐに片付けを始めてくれました。
 ところが、今朝僕が出勤してきたとき、T君達は天気がいいのに保育室で遊んでいるではありませんか。そこで「T君、今日ガソリンスタンドの続きするんじゃなかった?」と聞くと「・・・・・そうだった!」という表情になり慌てて外に飛び出し昨日の続きを始めました。遅れること数十分、昨日一緒に遊んでいたS君も登園し遊びに加わり、またその楽しそうな様子に昨日遊んでいなかった3歳児の女の子も遊びに加わりコ○モ○油のキャッチフレーズ「こころも満タンに」に似た「いつでも満タンします」と書かれた店員証をM先生に作ってもらい首からぶら下げ賑やかな声と共にSSごっこが開始されていました。
 このように子どもは遊びを自分たちで作りだします。反面、遊びが行き詰まってしまうことがあります。そんな時、遊びが継続・発展出来るように保育者がちょっとしたアドバイスやヒントを与えることが大切です。そんな意味からも、卒園記念に作って頂いた二階建ての家には電気工事士という肩書きを持つY先生の専門技術を生かしてもらい一階にも二階にも電気を付けてもらうことにしました。(今週中には完成かと・・・。)夕暮れが早くなってきましたが、これにより子どもたちはきっと淡い電気のもと遊びを展開してくれることでしょう。
 さて、今日3・4・5歳児は3クラス合同でバイキングスタイルの給食を提供してもらいました。大好きなカレーライスに好きなトッピングができるとあり、子どもたちはいつも以上に美味しく、楽しく食事が出来たようです。そんな風に子どもたちが給食を食べているとき、園庭ではつがいと思われるキジバトが餌をついばみながら園庭を歩いていました。この頃、虫だけでなく色々な生き物が園庭に来てくれるようになりました。小さな園庭、小さな自然でも確実に生き物が集まって来ることを実感し嬉しくなりました。今後も自然に触れるという子どもたちの成長に必要で大切なことが出来るような保育を続けて行きたいと思います。
2011年09月14日(水) No.488 (園長日記)

No. PASS