Diary

韻を踏む!?


今朝いつものように出勤し子ども達に「おはよう!」と声をかけながら階段を上り職員室へ向おうとした時「園長先生おはよう!これ何だか分かる?」と5歳児クラスのH君がやけにハイテンションで話し掛けてきました。「知ってるよ!紙鉄砲でしょ!?」と答えると「そう!では、これは誰が作ったでしょうか?」と続けざまに質問をしてきました。一度で当ててしまうのもH君のプライドに傷をつける事もあるので!?「H君!」と言うと「ブッブー!残念違います」との返事。そこで「T君でしょ」とお兄ちゃんの名前をいうと「当ったりー!」とニコニコ。どうやらH君は紙鉄砲をお兄ちゃんに作ってもらえたことがとにかく嬉しくて、僕に限らずクラスのみんなに自分の紙鉄砲を見せたり、貸してあげたりと終始ご機嫌でした。ところが流石にみんなが使うと紙鉄砲の寿命は幾許もなくなり、Y君が「パーン」と鳴らしたところで遂に万事休す。Y君が「壊れちゃった」と言ってもH君はY君を攻めたりするわけでも怒ったりするわけでもなく、「ふ〜ん」といった反応を示すだけ。H君のその反応や表情から、壊れることは仕方がないというだけでなく、またお兄ちゃんが作ってくれるから大丈夫という安心感が伝わってくると共に、みんなが紙鉄砲で楽しく遊んでくれたことが嬉しかったという満足感が感じられて嬉しく思いました。そんなことを知る由もない子ども達、破れた紙鉄砲を見て何故だか「ラブレター破れた〜」なんて韻を踏んでいました。それを聞いてMr.Children の「my life」という曲を思い出しました。5歳にもなると言葉遊びも上手になるものです。因みにこの韻を踏んだI君に「ラブレターって何!?」と聞いたら「好きな人に出すお手紙だよ」ですって。僕が5歳児の時には考えられません。そんな5歳児の子ども達は今週末保育園始まって以来初の“泊まり保育”をします。泊まる日の午前中は仙台まで子ども達をバスに乗せて縄文土器を作りに出掛けます。どんな土器が出来るか今からドキドキです!?
 ところで、4歳時のHちゃんは先週のおはぎ作りが楽しかったことと、今日が十五夜ということで砂場でこんな事を言いながら砂のおはぎ作りをしていました。「お家ではご飯をつぶす道具がないからおはぎは作れないんだ」と・・・。その出来た砂のおはぎはお兄ちゃんのK君にあげたかったようです。素敵な兄妹愛です。
2011年09月12日(月) No.486 (園長日記)

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