Diary

魚市場!?


台風の影響なのか、昨日今日と湿度が高く蒸し暑い日が続きました。天気予報通り雨も降ったり止んだりしたので、職員室の窓をいつものように開け放っておく訳には行きません。仕方なく窓を締めるとあっという間に物凄い暑さになってしまいます。そんな職員室の隣りの0歳児の保育室では、エアコンの入った保育室で午前中から子ども達が、みんな同じ向きでしかも同じような格好で気持ち良さそうに眠っていて、そのきれいに並んだ姿はまるで魚市場で競りを待つために並べられた活きの良い魚(マグロ)の様に見えてしまうのです。あんなに気持ち良さそうに眠っているということは、きっと湿度も室温も眠るために最適だったのでしょう。現代では普通でもエアコンの無かった時代には考えられない環境であり、そう考えると昔の子ども達は肉体的に強かったということなのでしょうか。
 さて、昨日のことです。仙台での仕事を終えいつものように仙台駅から自宅へ向うためペデストリアンデッキを歩いている時、隣りを歩いていた小さな女の子にお母さんがこんな話をしているのが聞こえました。「あのね、お日様がこの頃早くおやすみするから(寝ちゃうから)・・・。」と。きっとその女の子は最近日が短くなったことに気付き、お母さんに何故なのかを聞いたのだと思います。そのお母さんの説明が何とも素敵に思え、この子は沢山の愛情を受けて育っているのだろうと確信しました。同様に、今朝、雨脚が強い最中に登園してきた5歳児クラスのI君が「今日は雲が大泣きしているから〜」と何とも子どもらしい表現をしてくれました。大人になるとこんなことを思ったり口にしたりする事はなくなってしまいますが、少なくとも保育園時代だけでもこんな感性をもち続けてくれることを願って止みません。
2011年09月02日(金) No.478 (園長日記)

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