Diary

恥ずかしい・・・


今朝僕が出勤したのとほぼ同時に登園してきた4歳児クラスのT君。駐車場から園の門に向かう途中、僕に気付いてくれたようでお父さんと繋いでいた手を振り切り「えんちょうせんせー!おはよう!」と笑顔で駆けて来てくれました。こんな風な挨拶が本来の子どもの姿であろうと思いますし、これこそ僕の理想としている挨拶です。直立不動のように立ち「せんせいおはようございます」という妙なアクセントの挨拶は一見立派に見えますがそれは大人にさせられているからなのです。子どもに関わる多くの著書をお書きになっている精神科医の佐々木正美先生もこの時期の子どもが立派な挨拶をすること自体考えられないと語っております。何れにしろ、今朝はT君のお陰で清々しく一日が始められました。ところが、その後がいけません。荷物を片付け終えたT君が職員室へやって来て職員室のテーブルを見て一言「ねえ、園長先生、ここどうしてこんなに汚いの?」と・・・。今日発行のお便りや保育室で使用するタオルなどが所狭しと山積みになり大人の目から見てもお世辞にもきれいとは言えない状態だったのでT君の目には驚きだったのでしょう。でもその言葉に大人の与える環境の大切さを改めて思い知らされました。
 さて、昨日夕方、園庭の固まった砂を柔らかくしたのですが、柔らかくなった砂のお陰でご近所ののらねこが子ども達が居なくなった時間を見計らいやって来て、欲しくないお土産を置いて行ったようで、どこからともなく嫌〜な匂いがして来るのです。(蚊取り線香よろしく、匂いには敏感なのか)匂いの元を突き止め処分しましたが、子どもたちにとっていい環境はある意味、ねこを含めた生き物にも共通していい環境なのでしょう。1・2週間前だったでしょうか、子どもたちが「♪ラ、ラ、ラ、ラ〜ラ、ラ、ラ、ラ、ラ〜♪消○力!!」と某消臭剤のコマーシャルの歌を歌いながら遊んでいるのを耳にし、にやけたことがあったのですが、今日のねこのお土産の匂いを嗅ぎ歌ってくれたら、最高だったのに。
2011年08月31日(水) No.475 (園長日記)

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